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社会(地歴公民)を勉強する意味とは


「地歴公民って、暗記ばっかでしんどい」

 

地歴公民は5教科の中でも”暗記科目”と言われています。ただその必死に暗記させられる内容が、今後の自分にどう役立つのかを教えてくれる人はなかなかいません。

 

今回は社会(地歴公民)を勉強する意味について、詳しく解説していきたいと思います。

 

歴史

「過去起こった出来事を覚えるだけで、将来何の役に立つの?」

多くの高校生が、なぜ歴史を勉強するのか疑問に思っているかと思います。

 

簡潔にお伝えすると、歴史を学ぶメリットは2点です。

⑴現状を正しく理解することができる

⑵将来、正しい判断ができるようになる

それぞれ分けて説明していきます。

 

⑴現状を正しく理解できるようになる

物事の成り立ちを「背景」といいます。

今ある政治体制や文化を正しく理解するために、まずは過去にさかのぼって背景を知る必要があります。

 

例えば世界史なら、各国の国民性を理解するのにも歴史学習は必須でしょう。もともとの地政学的なところからくる民族性もありますが、それに加えて産業革命や戦争・紛争や政争のなかで、各国の国民に刻まれたメンタリティーというものがあります。外国語学部や国際学部の入試で世界史が必修になっているケースがあるのも、あらかじめ歴史を概観しておいた方が、現地の人々の価値観・文化が把握しやすくなるという利点があるからです。

 

⑵正しい判断ができるようになる

歴史にふれるなかで、物事の因果関係を学ぶことになります。用語の暗記にとどまらず、ものごとの流れを理解することが最も重要です。そうすることで、先人たちの成功や失敗から、問題の原因の特定や解決策のヒントを学べるのです。

 

財政、外交、宗教対立など、どんなことが原因で問題が起きて、それらをどう解消していったのかは、非常に貴重な情報です。

江戸時代の各将軍や要職が講じた政策の効果。

第一次産業革命の結果、豊かになったもの・犠牲になったもの。

 

社会科学の分野では化学や物理のような実験ができないですから、歴史を振り返って、判断の是非を検討するのが賢明な策になります。温故知新という言葉がありますが、まさに歴史を学ぶ意義はそこにあるのです。

 

地理

2022年からは、「地理総合」が必修科目になります。

 

世の中で起こっている現象について、様々な角度から体系的に学習する分野です。自然科学と社会科学をつなぐ、重要な科目ですね。今存在している文化や産業が、そもそもどのようにして形作られたのかを学びます。

 

最近では、少子化など「人」に焦点を当てた現代社会の諸問題について、地理の分野でもよく取り扱います。ですので他の科目と比べて、非常に実用性の高い科目といえるでしょう。地理的なことを理解することが、自分自身の生活に、あるいは地域社会の課題解決に直接役に立ちます。

 

またもう少し先の話をすると、将来社会人になって、ビジネスを展開したり政策を講じるような場面で、地理的な知識は必要不可欠になってきます。食品メーカーなら地域ごとの食文化の理解、不動産なら地形や気候の理解は必須です。実生活やビジネスにそのまま役に立つ知識をたくさん学べる教科なので、前向きに学習していきましょう。

 

公民

公民科目では、現代社会のしくみや在り方について学びます。

以下、「法律」「政治」「経済」「倫理」とそれぞれ分けて解説していきます。

 

 

法律

法律を学ぶことで、もともと人が持つべき権利、それらを保証するための社会の在り方についてをまず最初に学びます。また実生活に沿った法律も学習するので、相手に対して正当な権利の主張ができるようになります。労働や消費あたりの分野はみなさん一人ひとりに将来直接関わってくる分野ですから、しっかり吸収しておきましょう。

 

ただ、上記のような自分の損得の部分に範囲はとどまりません。冒頭説明したように、法律にはそれぞれ国民皆の幸せを確保しようとするためのきちんとした根拠があります。なので「どうしてそのような法律が存在するのか」を考えることで、どんな行動が誰にどのような影響を及ぼすのかという”利害関係”を理解する力が身に付きます。このように利害関係を前もって理解する習慣がつくと、部活のルールづくりなどはもちろん、身近な友達とのコミュニケーションにも活きるかもしれませんね。

 

 

政治

まず、国会や内閣といった意思決定機関が、どのような組織構成で、またどのように意思決定を下しているのかについて学習します。日本の過去の体制や現在の海外の事例も学習範囲なので、多角的に政治組織の在り方について考えることが可能です。

 

この政治体制や意思決定手法の学びを、今後組織のマネジメントに活かすことができるかもしれませんね。ニュースで断片的に政治情報を目にしているかもしれませんが、高校での授業を機に政治制度の仕組みについて理解しておきましょう。

 

また今の日本では、18歳で選挙権を持てます。国や地域の代表の決定に、高校生のあなたも参加できます。そして投票の結果は、当然有権者自身の生活に跳ね返ってきます。自分の望んだ生活の実現にも、日本の政治については動向は追っておきましょう。

 

 

経済

経済分野では、世の中のお金の流れやビジネスについて勉強します。

 

日経平均株価や円ドル為替レートは、毎日のニュースで必ず取り上げられていますね。最近では米中貿易摩擦などが話題です。高校生の場合、実ビジネスに携わっている方は少ないと思いますので、それらがどんな影響をもたらすのかは想像しづらいですよね。経済分野では財政や為替、貿易など様々な角度からお金について切り込んでいきます。

 

またビジネスの分野では、会社組織や経営手法について学びます。テレビCMやニュースなどで具体的な会社名を聞くことはあっても、そもそも会社ってどのようなものなのかについてはおそらく知らないと思います。

しかし高校生のみなさんの多くが民間企業に就職することになりますから、今のうちに会社のしくみについて理解しておきましょう。

 

 

倫理

過去の哲学者の主張より、人や社会の在り方など、ものごとの考え方について学びます。小中学校の道徳教育の発展版のようなものです。

 

道徳の授業では、実際の事例やエッセイなど具体的なテーマに対し、考えを述べたり議論をしたと思います。高校の倫理の授業では一転、ソクラテスや孔子などが説いたそもそもの「考え方」について直接学んでいきます。

 

道徳では1つ1つのテーマの中で自分の考えを述べて、クラスメイトの意見を聞いてほとんど終わりでしたが、倫理では、今後出くわす様々な事象に対し、どのように向き合っていけばいいのかの高度な思考法を提供されます。とっつきにくいかもしれないですが、次元が高い分かなり応用の利く内容が倫理で学べるのです。勉強でいうと現代文の読解にも直接役に立ちます。

 

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