【徹底比較】大学入学共通テストの試行問題(地理B)・センター試験(地理B)特集

「大学入学共通テストが始まります…。でも地理Bってどう変わるんだろうな」

センター地理Bと共通テストの地理B。入試が変わってしまうのかな???

 

あなたはこう悩んではいませんか?

2020年に大学共通テストが始まります。それに伴って、各科目の出題のされ方が変わるといわれています。一体生物は、センター試験から大学入学共通テストに変わるとどのように変わってしまうのでしょうか?そのヒントが平成30年度に行われた大学入試共通テストの試行調査に隠されているそうです。

地理Bは、国公立理系を受ける方が受験することが多いのではないでしょうか。

今回は、地理Bのセンター試験、大学入学共通テストの試行問題を分析・解説していきたいと思います。

大学入学共通テスト試行問題(2018年度版)の「地理B」試験分析

では早速、大学共通テストの簡単な概要を説明していきます。

実際に私が試験問題を解いてわかった、センター試験と違う点は以下です。

①図や表のほかに、発表資料の中での問題が増えました。

特に発表資料の形でまとめなくてもよいと思うような問題もありました。

②大問数が変わりました

センター試験は大問数が6問なのに対し、試行調査の問題は大問数が5問に減少していました。

問題の難易度や傾向などは今までと同じような問題が多かったです。

③会話文が増えました

では、大問ごとに細かく分析していきたいと思います。

大問1

大問1は主に自然環境の分野から出題された問題でした。

この大問で、共通テストらしいと感じた問題は、3問目の南アフリカの3点の位置と降水量に関する問題です。

この問題は、位置と降水量を一致させるという問題ではありません。

なぜこのような回答になるのかを確認する問題でした。

ある地域がどのような理由で、そのような自然環境になっているのか、理屈までしっかり覚えていることが必要だと感じました。

大問2

大問2は資源・エネルギーの開発と工業の発展に関する問題でした。

初めに模式図が示され、それについて問われるという問題でした。

基本的には例年と同じような問題が見られました。しかし、原材料地と製鉄所の位置を示して、輸送費の観点から、年代ごとにどのように変わってきたかを図で示させる問題がありました。

大問3

大問3は展示資料を基に宗教や生活文化などを考えさせる問題でした。

共通テストらしく、資料の中から問題を作成したり会話文の正誤判定などが出題されました。

大問4

大問4はオセアニアついての問題でした。今までの大問の中で一番現行のセンター試験に近いものだったと思います。

ニュージーランドとカナダの移民数を比較している問題では、資料の中の国が聞かれるのではなく、なぜ、その国からの移民が多かったのかを考えさせているところは少し共通テストらしかったと思います。

大問5

センター試験で言う大問6で出題されるような地図を基にした問題でした。

この大問も今までと少し違う出題形式の問題が多かったです。

まず、会話文から適当でないものを選ばせる問題が出題されていました。

今までのセンター試験だったら、普通に選択肢で出題されていたと思います。

資料から、町の現状を読み取る問題も普通の選択肢ではなく、「リョウさんがまとめた文章」として出題されており今までとは少し出題形式が違いましたが、今までと問われている能力は同じものです。

また保育所不足の仮説を考えるときの資料を選ばせる問題は、今までは見なかったかなと思います。

しかし今まで地理を勉強してきた人なら確実に解ける問題なので、心配する必要はないと思います。

センター試験(2020年度版)の「地理B」の試験分析と解説

今までのセンター試験と特に変わった印象は受けませんでした。

大問1

世界の自然環境と自然災害に関する問でした。

設問も特に変わったものはなかったと思います。様々な地域の自然環境の特徴や、気候、地震の震源の位置や、環境について出題されていました。

難易度は普通でした。

大問2

大問2は資源と産業に関する問題でした。

マンガン鉱の輸入に関する問題やシンガポールとトルコの輸出品目などは少し難しかったと思います。

米の生産、輸出、輸入に関する、非常にメジャーな問題も出ていました。

大問3

大問3は都市と村落に関する問題でした。

北半球を緯度で区切って人口300万人以上の都市の推移を選ばせる問題、

人口1位の都市と人口2位の都市の人口に2倍の差がない国を選ぶ問題、

人口集中による都市問題に関する問題、

総労働者数とそれに占める管理職・専門職の割合を示しそれぞれどの国かあてる問題、

それぞれの県での人口の転出入数のに関する問題、

メッシュであらわされた図から資料の題を選ぶ問題など

現行のセンター試験と何ら変わりない問題が多かったです。

 

大問4

大問4は東南アジアとオセアニアに関する問題でした。

距離的に近い2つの地域において、地形、気候、農業、鉱山資源、輸出入、文化などが

総合的に問われた問題だったと思います。

とくに難しいと感じる問題はありませんでしたが、オセアニアは農業というよりは鉱山資源というイメージのほうが

大きいので、農業の問題などはしっかりと東南アジアのものを覚えている必要があったと思います。

大問5

大問5は中国とブラジルの比較地理でした。

どちらの国も面積が大きく、人口も多い(規模が違いますが…)という点では共通していますが、

気候の面ではかなりちがう部分もあります。

アマゾン川と長江の流量や勾配の比較に関する問題や国内輸送に関する問題、

また日本との関係についての問題が特徴的だったと思います。

大問6

地図を基にした問題でした。気候問題や鳥観図、昔と今の土地利用の比較について、人口問題や

資料の読み取りなどが出題されました。

養蚕に関する問題は会話文形式になっていて少し共通テストを彷彿とさせる問題だと思います。

共通テストとセンター試験の比較

同じテーマの問題が、共通テストとセンター試験でどのように変わるのか比較したいと思います。

この問題は2020年のセンター試験の大問6の問3です

昔からの土地利用について地形から読み取っていく問題です。

次の問題は平成30年の試行調査の大問5の問2の問題です。

同じような土地利用の変化に関する問題ですが出題形式が、会話文になっています。

このように共通テストは出題形式を会話文にしたり、ほかにも展示資料の形式にしたり、

現象の理論を確認したりする問題が出る傾向にあります。

しかし聞かれている物事の本質は同じなので、今まで通り勉強したら同じように解けると思います。

まとめ

地理はほかの教科のように大きな変化はなく、出題形式に少し変化があるだけです。

今までのように理論からきちんと勉強していたら、考察などはいらないと思います。

ぜひ勉強、頑張ってください!!

 

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