「同志社大学に受かりたいんです。化学の対策法を教えてください、。」
「化学をどう勉強していいかわからなくて…。同志社の化学の対策法を教えて下さい。」
あなたはこうお悩みではありませんか?
難関私立大学の1つである同志社大学。自由な校風で、ミッション系の大学で、チャペルなどキリスト教関連の建築物も多く、まるで外国の大学に通っているかのような雰囲気を味わえる大学です。
今回は同志社大学の化学の過去問を分析し、おすすめの参考書をご紹介します。
同志社大学 傾向と対策 化学
例年、出題数は3題、試験時間は75分となっており、理論、無機、有機がバランス良く出題されています。
無機と理論化学は複合的に出される場合が多く、基本的なものから応用的な問題まであります。最初の方でつまずいてしまうと、後の問題が解けなくなることもあるので、基礎的な内容は必ず抑えておくことが必要です。さらに、文章のなかで導出させたり文章にヒントが散りばめられている問題も多く見られます。問題が長くなり、難しそうに見えますが、一つ一つこなせるようにしていきましょう。
大問ごとの解説
〔Ⅰ〕無機化学 ハロゲン
基本的な問題ばかりでした。空欄を埋める問題は文章の流れと意図さえわかっていれば全て埋められるでしょう。空気より重いかという記述で少し戸惑うこともあったかも知れないが、空気の主成分が窒素でその分子量がだいたい28であることをわかっていれば答えることはそう難しくはなかっただろうと思います。
酸化剤の式と還元剤の式を書かせる問題では、覚えてなかった、あるいは知らなかったとしても、酸化数の変化から書けるようになっておきましょう。今回は、そのための導出として設問がわかれていましたが、これがなくても解けるようにしておきましょう。
「まぜるな危険」を混ぜてはいけない理由を答えさせる問題では、普段から身近な化学に興味のあった人ならすぐ解けたかも知れません。そうでなかったとしても、文章中のヒントを探せば、最初の文章中の塩素が有毒な気体という部分と①の化学式から思いつくことができます。大問の最初に提示される文章には何らかのヒントが隠されていることが多いです。もし答えが浮かばなくても、文章を見直すなどすることが大切です。
〔Ⅱ〕理論化学総合
式変形の導出が長く、難しそうに見える問題でした。実際は与えられた式を変形していくだけなのですが、ここでつまずいた受験生も多かったでしょう。そのほかでは、配位結合を持つ化合物という問題も少し難しかった。アニリン塩酸塩、硫酸テトラアンミン銅(Ⅱ)など名称から構造式が浮かぶか確認しておきましょう。それ以外は理論化学の基本的なところなので、できない箇所があれば、教科書から見直しておきましょう。
〔Ⅲ〕有機化学 高分子化合物
恐らく最後の方に学習するであろう高分子化合物からの出題で、学習が十分でなかった人もいるでしょう。ポリエチレンおよびポリスチレンの熱分解の問題は複雑で思考力や発想力を求められるものもありました。高分子化合物はそれをつなぐ結合がどのようになっているのか、そして全体はどのような構造になっているか、ミクロな視点とマクロな視点のどちらもが大切です。
似たような問題を解いていって、高分子化合物の分子量や繰り返し単位の数(重合度)を求める問題を完璧にこなせるようになっておきましょう。実験器具の名前を問う基本的な問題も出題されたので、この様な問題は絶対に間違ってはいけないという強い気持ちでのぞみましょう。
同志社大学の化学の対策 参考書紹介
続いておすすめの参考書についてご紹介します。
<理論本>
センター試験 化学の点数が面白いほどとれる本
化学は、問題演習を通して得られる知識・経験を使って解くことのほうが圧倒的に多いので、理解するための参考書は教科書・資料集のみでも大丈夫だと思います。
しかし、どうしても公式や暗記事項を覚えられないという人のためには、この参考書を使って、基礎的な事項を覚えてしまいましょう。センターの内容ではありますが、理論的なことはしっかりと書かれてますので、これで基礎的な事項を確認しておきましょう。
<問題集>
実戦化学重要問題集ー化学基礎・化学(数研出版)
入試レベルの問題が多くあります。A問題の問題は必ず解けるようにならなければいけません。B問題・演習問題は少し難しいですが、文章を読解する能力や応用的な問題に対応するために一度やっておくとよいでしょう。
有機化学演習(駿台文庫)
有機化学専門の参考書です。
同志社大学よりも少しレベルの高い問題もありますが、同志社大学の文章の長さと難解さを考えると、有機化学を苦手に感じる人は一度やってみるとよいかもしれません。
有機化学が得意で、高分子の範囲まで完璧にこなせている人は余分になるので他の苦手な分野の問題集をするか、重要問題集の演習問題をこなしていきましょう。
同志社大学の過去問
どの大学にも言えることですが、同志社大学の化学は特に過去問を解くことを強くおすすめします。
問題集では、分野ごとの整理になりますが、同志社大学の化学では、一つの大問に各分野の問題がまんべんなく散らばっており複合的になっています。早めに一度、問題の雰囲気になれておくとよいでしょう。
まとめ
①同志社大学の化学は75分で3題。理論・無機・有機化学がまんべんなく出題されます。
②問題文が少し長く、分野混合で複合的になっているものが多いです。
③分野別の問題集で基礎を固めた後は、過去問をはじめとする総合問題に挑戦すると良いです。
同志社大学の学部ごと偏差値
・神学部 55
・文学部 58~62
・社会学部 56
・法学部 60
・経済学部 58
・商学部 57~59
・政策学部 58
・文化情報学部 56
・理工学部 56~58
・生命医科学部 55~59
・スポーツ健康科学部 57
・心理学部 62
・グローバルコミュニケーション学部(英語)61
・グローバルコミュニケーション学部(中国語)56
・グローバル地域文化学部 61~62
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