2019年度 同志社大学 生物 過去問分析とおすすめ参考書

今回は2019年度の同志社の生物を参考に、同志社の生物について分析し具体的な参考書とともに対策法を紹介していきます。

同志社大学 傾向と対策 生物

同志社大学の生物は、大問が3題、試験時間は75分です。生命医学部、スポーツ健康科学部では200点満点、その他の理系学部では150点満点です。生物学用語などの記述問題、選択問題、計算問題、描図問題、論述問題など多様な問題が出題されているので、様々なタイプの問題を解いておくことが大切になります。基本的な知識問題から応用的な実験考察問題、各分野を融合させた問題などが出題されています。教科書の暗記すべきところはしっかり暗記した上で、論述問題を練習すると良いでしょう。例年細かい知識問題も出題されますが、その様な問題に惑わされずにその他の知識問題を確実に解きましょう。

問題ごとの分析

大問1 遺伝情報(転写、コドンの読み取り、PCR法)

遺伝情報に関する問題です。開始コドンや終止コドンを答えさせる問題やDNAマイクロアレイに関することなど細かい知識を問う問題が出題されていますが、それ以外は取り組みやすい問題です。文章の空欄を埋める問題は、減数分裂、転写翻訳の流れ、バイオテクノロジー、DNA複製の流れがわかっていれば埋めることができます。その他の問題もDNAの化学的な構造や、PCR法の流れとDNA鎖の増幅の仕方、などから出題されています。DNA複製やPCR法などは計算問題にしやすいので、その仕組みや流れから数学的な部分まで押さえておきましょう。

大問2 体内環境(好中球の走化性、リンパ球の探査、リンパ球数の日内変動)

体内の組織や免疫に関する問題です。実験問題や考察問題がありましたが、取り組みやすい問題ばかりです。免疫や組織に関する基本的な知識を押さえれば、考察問題以外は解くことができます。考察問題では、問題をよく読んできちんと理解することが大切です。問題の条件を整理して、基礎的な自分の知識を織り交ぜながら解答を導いてください。この大問では細かい知識では差はつかないので、知識問題と考察問題で確実に点数をとりましょう。

大問3 生態(共生、寄生、菌根菌存在下での種間競争)

種間関係に関する基本的な知識問題と、2種類の植物と菌類を用いた実験考察問題です。知識問題についてはこの分野の語彙と意味がきちんとわかっていればできます。実験考察問題では、やはり条件をよく整理して取り組むとわかりやすいかと思います。この考察問題では、植物と菌の相互関係をきちんと把握したうえで問題に取り組めば論述問題も書くことができると思います。

同志社大学の生物の対策 参考書紹介

続いて、同志社大学の生物を攻略するための参考書についてお伝えします。

<理解本>

山本喜輝の生物基礎が面白いほどわかる本

山本喜輝の生物が面白いほどわかる本

同志社大学の生物は、基本的な知識から多く出題されています。それらの知識問題に対応するためには基礎的な知識から確実に理解していくことが大切です。この参考書では初学者でも理解できるようわかりやすく解説しており、また途中に出てくる問題などを理解して暗記できるとなおよいです。また出題される問題数は少ないですが、細かい知識問題に対応するためにも「参考」の部分もきちんと読んで理解しましょう。

<問題集>

基礎問題精講

入試標準レベルの良問が掲載されています。同志社大学の生物の問題は、入試でよく出題されるような題材の問題に実験考察問題を絡めていることが多いので、まずは頻出の問題を抑えることが大切です。長文記述や発展した内容の問題も含められているので、この問題集を解けるようになればかなり力がつくようになります。わからなかった問題はきちんと解説を読み、その答えとなる経緯をしっかり理解して、その問題の背景となる知識なども覚えておくといいと思います。

生物重要問題集

入試問題が多く掲載されています。一つの分野を細かく見た問題から、実験考察問題、分野を混ぜた総合問題など非常に多くの問題が載っています。基礎的な知識や基礎問題が完璧になってから取り組みましょう。A問題は比較的解きやすい問題が載っているので、基本知識の確認として確実に解けるようにしましょう。B問題や総合問題は難しい問題が多いので、わからない問題は解説をきちんと理解しましょう。B問題まで解けるようになれば同志社大学の生物は怖くないです。

まとめ

同志社大学の生物は、

①基本的な問題がしっかりと出題されます。基本的な用語はもれなく覚えるようにしましょう。教科書に書いてある現象、事象などをきちんと押さえて、整理しましょう。細かい知識問題も出題されるので、暗記に余裕がでてきたら教科書のコラムなども押さえておくといいでしょう。

②実験考察問題が多く出題され、この中に論述問題なども含まれています。問題集などの実験考察問題をたくさん解いて,この手の問題に慣れていくことが大切です。論述問題は、記述の中に入れるべきポイント、文章、単語などが入っていいるのか確認することで上達していきます。

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同志社大学の学部ごと偏差値

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・法学部 60

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・商学部 57~59

・政策学部 58

・文化情報学部 56

・理工学部 56~58

・生命医科学部 55~59

・スポーツ健康科学部 57

・心理学部 62

・グローバルコミュニケーション学部(英語)61

・グローバルコミュニケーション学部(中国語)56

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