こんにちは!
アクシブブログ予備校です。
このブログでは、人気大学の2019年度の入試問題を教科ごとに解説し、対策法と対策に使える参考書を紹介していきます。
今回は関関同立の一角、関西学院大学の国語について、過去問を用いて解説します!
関西学院大学の国語 傾向と対策
関西学院大学の国語は例年、現代文1題、古文1題の計2題での出題で、記述問題のない全問マーク式による試験です。試験時間は75分です。
文学部を受験する人は漢文の勉強をしていると思いますが全学日程では漢文の出題はありません。
現代文は基本評論からの出題になっていますが2019年度2月2日のようにごくまれに小説が出題されることがあります。しかしめったにないので評論を重点的に勉強するほうが良いでしょう。文章は長文で、内容も容易なものではありません。しかし設問に関しては、本文中に根拠のあるしっかりとした問題ばかりなので、読解力と解答のテクニックを必要とする試験であると分かります。総合的な国語力が要求されている良い問題となっています。
古文は古代・中世・近世と年代で絞られているわけではなく、幅広い時代の作品が出題される傾向にあります。設問は、古文単語や文法などの基本的な内容に関するものだけでなく、文脈から意味を把握するような内容の問題も出題されています。他にも、敬語と絡めて動作主や動作対象を問う問題・内容真偽問題・枕詞や掛詞に関する問題・文学史に関する問題など、こちらも総合的な古文の実力が問われる良い試験になっています。普段の学習を基礎に勉強していくのがコツです。
現代文・古文両方とも決して易しい試験ではなく、総合的な国語の実力が必要になります。
現代文も古文も比較的長い文章から構成されていること、読解力を要する設問が見受けられることなどを鑑みると、時間も余裕があるとは考えにくいです。
現代文を40分、古文を30分以内で解答し、残った時間を見直しに使いましょう。
大問1 現代文(評論)
2018年度と比べて、設問の数が微妙に増えたものの、文章量が減少しました。設問の内容は例年と同じく、選択肢と本文を照らし合わせて考えると解答することのできる問題がほとんどでした。
抽象的なテーマについての文章で、内容を理解しながら読み進めていくことが難しかったと思いますが、各設問の正答には本文にしっかりと、根拠となる文が記載されているので本文の内容や筆者の主張などに基づいて選択肢を絞り込むことができれば解答することができたと思います。
また、設問の中には指示語の内容から解答する問題など、私立大学特有のテクニックを要する問題も見受けられましたが、大半の設問がセンター試験のようなクセのない問題だったので読解力をはじめとした、総合的な力が必要な試験だったと感じます。
大問2 古文
今年度の古文は「平中物語」からの出題でした。
文章は比較的標準的な難易度で、設問に関しても古文単語や文法などの勉強が点数として反映されやすいものだったので、普段の学習をどれだけしっかりとできているかが求められる試験になっていました。
平中物語は歌物語として有名な作品ですが、和歌の部分より地の文のほうが多く、和歌の内容に苦戦することが内容に配慮された良い抜粋だと感じました。
関西学院大学の古文は、難しい知識を詰め込むというより、高校の授業でもやるような比較的標準的な内容や古文単語・文法・敬語などの基礎をうまく使いこなせるかということを要求する問題が多い傾向にあります。
まれに出題される難問は、他の受験生も正解できないと腹をくくって基本的な問題などを確実に詳しく理解できるように勉強しましょう。
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