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アクシブブログ予備校です。
このブログでは、人気大学の2019年度の入試問題を教科ごとに解説し、対策法と対策に使える参考書を紹介していきます。
関西大学の入試傾向 傾向と対策
例年、大問3題の出題で、記述式とマーク式の複合型です。2018年度以降より2科目のうちの3題選択式で100分となっています。
一つの問題のなかに複数の題材が入っているので、実質的に問題数が多いように感じます。
それに伴って聞かれている内容も幅広いため、どれかの分野をやらないという選択はしないほうがよいでしょう。
無機化学の出題率が低く、理論化学の計算問題が中心です。選択したもう一つの科目のことも考え、計算スピードも意識しておきたいところです。
有機化学も構造決定の問題が出されることがあるので、演習を重ねておくことが必要です。
時折、難しい問題が出されることもありますが、おおむね基本的、標準的な問題がほとんどです。
大問ごとの分析
〔Ⅰ〕理論・無機複合 結合の種類と分子の形 金属の性質
無機化学の分野は最後のほんのわずかだけで、ほとんどが理論的なことです。
それも基本的にはセンター試験と同じかそれより簡単なレベルの穴埋め問題ですので、なるべく正解しておきたいところでした。
誘導が丁寧で親切ですがそのせいか、問題が少し長く感じてしまうかも知れませんが、聞かれているポイントのみに絞って聞かれていることを正しく把握することで誤読や時間のロスをなくしましょう。
〔Ⅱ〕理論化学総合
溶液の濃度と溶解度の話から、電離平衡の話まで幅広く問われました。
こちらも問題文が丁寧で少し長く感じますが聞かれている事はそんなに難しくはないので複雑に考えないようにしましょう。
電離平衡の問題は、グラフが与えられていたり対数が出てきたりなど、少し戸惑ったかもしれませんが数学の基本的な処理なので、焦らず解けば問題なかったでしょう。理論化学では、pHなどで常用対数の取り扱いがあるので、もし対数に不安があるのならば、数学の公式の復習をする必要があるでしょう。
〔Ⅲ〕有機化学総合
オゾン分解、けん化、芳香族アゾ化合物の誘導体などこちらも幅広い出題があった。
それぞれの問題にボリュームがありすべてを解くのにはかなりの時間がかかったことが予想されます。
まず(ⅰ)では、与えられたオゾン分解という教科書にない反応(実際には入試でよく出題されているので、なんとなく覚えておくとよいでしょう)と見比べながら構造を決めていく必要がありました。酸素で完全燃焼させる、水素を付加させるなど、よくみる実験操作はそれが何を求めるためのものなのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
次に(ⅱ)は、ベンゼンの二置換体の構造を決定する問題でした。
構造異性体の数からオルト・パラ・メタのどの構造かを決めていく問題で、二置換体に置換基を一つ加える場合は、パラ、オルト、メタ、それぞれの場合に増える構造異性体の数が違うので、一度自分で全ての構造を書くなどして間違えないように定着させていきましょう。
そして(ⅲ)では、アニリンの誘導体についての問題でした。アセチル化、ニトロ化、加水分解、ジアゾ化、カップリングなど、芳香族化合物に行われる操作の基本的な理解を問う問題でした。次々に反応させていく問題形式ですので、途中の構造式がわからなくなると連鎖的に次もわからないということが起こりうるので、必ず、教科書に書いている反応は、その名前とともに覚えておきましょう。
関西大学の化学の対策 参考書紹介
続いて関西大学の化学について、オススメの参考書についてご紹介します。
大学受験Doシリーズ 鎌田の理論化学講義
関西大学の化学では理論化学が大きな割合を占めています。まだ理解が十分でないと感じるのならば、この講義系の参考書を使いながら教科書の内容を理解していきましょう。計算問題は、実際に解けるようになることも大切ですが、それは問題集にまかせて、この参考書では、まずはなぜそのように求められるかという部分を大切にしましょう。
基礎からのジャンプアップノート 理論化学 計算&暗記ドリル
理論化学で大事になってくる計算問題を基礎から演習するノートです。教科書ではまだあやふやだったり、いきなり問題集が難しすぎると感じるなら、このようなノートを使ってみるといいかもしれません。基礎的な問題を、いかに速く解くか、考えながらやっていきましょう。
実戦化学重要問題集 化学基礎・化学
基礎からのジャンプアップノート 理論化学 計算&暗記ドリルで練習を積んだ人は最終的には、重要問題集のA問題を解けるようにしましょう。ここまでくれば、関西大学の化学を攻略できるといえるでしょう。重要問題集がまだ早すぎると感じたときは、講義系の参考書をもう一度見返すか、チョイス新標準問題集など、もう1段階簡単な参考書を挟むのも良いかもしれません。最終的に重要問題集が解けるように先を見据えながら勉強しましょう。もちろん、理論化学だけでなく、無機化学や有機化学も勉強する必要があります。
まとめ
関西大学の化学は、理論化学が中心で、計算問題の出題がおおくなっています
関西大学の化学は、問題の量が比較的多くなっているので、計算のスピードを上げる努力が必要です。
関西大学の化学を突破するためには、重要問題集のA問題ができるようになる必要があるでしょう
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