受験生が勉強のやる気がでない時に見て欲しいみんなの受験体験記 vol.1兵庫教育大学

こんにちは!アクシブblog予備校です。

今回は、皆さんに向けて受験体験談をご紹介します!今回は、大学院入試についてです。大学院入試とは、「大学卒業後に、自分の専門性を高めるために、もしくは資格を取得するために通う大学院に入るための入試」です。大学受験を突破し、大学生活を謳歌し、卒業(見込みも含む)もしくは卒業した人が通う学校です

 

もしかしたら目指す資格によっては大学院に進学する必要のある受験生の方もいるかもしれません。私は臨床心理士という資格取得のために大学院を受験し合格しました。これから受験体験記をご紹介していきます。

今回は、大学院に通う可能性のある受験生にもなにかアドバイスができればなと思いこの記事を執筆しています。

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進学先

私が進学したのは、「兵庫教育大学大学院 大学院 学校教育研究科 人間発達教育専攻 臨床心理学コース」です。

 

まずは学校の様子についてご紹介します。

簡単に学校のコースの様子

私は大学院では、臨床心理士、とくに学校で働く心理士になるための勉強をしています。皆さんは「スクールカウンセラー」について聞いたことはありますか?学校で悩みを抱える生徒さんや、学校に通えずに悩んでいる生徒さん、それに加え学校の先生や保護者様の悩みを聞く存在です。実際に、カウンセリング(悩んでいる人の話を聞く)のときに、どんなことに注意すればいいのか、話を聞く以外にも、心理療法といって、絵を描いたり、遊びを一緒に行うことで子どもたちを元気にする方法について勉強しています。

私は経済的な事情で、日中は社員として、悩みを抱える子どもたちや成人の方の支援をしながら、夜間部の大学院に通っています。同級生も、現職の学校の先生や、福祉施設で働く職員さん、主婦の方など様々な社会経験を有する方がいます。とても刺激的だと感じながら授業を受けています。

受験体験談

続いて受験体験談をご紹介します。

勉強してよかったこと

勉強してよかった、大学院に入ってよかったと感じることはいくつもあります。具体的には2つあります。

自分が関わる方にプラスの影響を与えられたと感じた。

私は大学院に進学する前から12月まである企業で生活支援員として働いていました。悩みを抱える方やその保護者の方の生活をサポートする仕事をしていました。

私が担当していた方の1人は、不登校の経験があり、毎日、施設に来ることさえ難しく、引きこもり状態でした。高校はなんとか卒業したものの、高校でのいじめられた経験があり、2年ほど引きこもりの経験があったのです。私は彼に対して、定期的にメールをしたり、家庭訪問をするなどして心理的なサポートを行って行きました。

 

すると、少しずつではありますが、施設に来ることは難しくても、ガイドヘルパーさんと外出ができるようになったり、家族で旅行ができるようになりました。家庭訪問をする私とも少しずつではありますが話をしてくれるようになりました。好きなこと、得意なこと、将来やってみたいことなどをぽつりぽつりと話してくれています。

 

彼は今は施設をやめ、別の施設でトレーニングを受けています。彼がもともと得意である、ITについて勉強したいという願いから、パソコンスキル等が身につけられ、さらに1人ひとりを見守れる施設に行ったほうが本人は幸せなのではないかと、家族・本人と話し合い、別の施設を一緒に探しました。彼は週に1回、自分で決めた施設でPCのトレーニングをしながら就職活動をします。彼が自分で決めて、行動するというところまで支援できたのは、大学院での学びがあったからこそだと感じ、とても大学院に行くことの意義を感じました。

自分が不登校だったときの気持ちを受容できた。不登校だった自分でいいんだと自己受容 できた。

そんな私自身も中学時代に不登校を経験しました。人間関係のストレスが原因で、学校に通えなくなってしまいました。両親や家族は、私が突然不登校をしたことで、「どうして学校に行けないの?」、「どうして?」などと、話しかけてくれましたが、学校のことを考えること事態がストレスだったため、非常に辛い思いをしました。両親は学校に戻ることを望んでいるが、私はどうしても学校には戻れなかったので、罪悪感や無力感を感じながら、高校に進学し大学生になりました。しかし、大学院の勉強や会社での経験を通して、自分のように苦しむ人と出会う中で、「あのとき自分はつらかったのだな…」と感じることができ、自分の気持ちと折り合いが付きました。

なぜ受験勉強の際にがんばれたのか

こちらもいくつか理由があります。

仲間の応援

自分は大学院受験の際に、あるベンチャー企業で長期インターンをしていました。その際に、仲良くしていた仲間も同じように苦しい体験をしながらも、前に進んでいく人でした。彼と話しながら、「自分が実際に受験合格して、院生になったら、もっと彼の仕事を助けることができるな」と将来にワクワクしたことが、私の受験の際のモチベーションでした。

家族の経験や自分の経験を活かしたい

私自身は不登校を経験し、私の弟は、精神障害になったすえ高校を不登校、中退しています。自身の経験や家族の経験をしたからこそ、「苦しんでいる当事者の力になれるんじゃないか」という気づきがありました。自分の、自身の経験を活かして苦しんでいる当事者の力になりたいという願いがあったからこそ、今受験勉強を頑張って、学校に行き、苦しんでいる人の力になる方法を知りたいという思いがありました。

勉強のやる気がでなかったときどうやってモチベーションをたもっていたか

仲間の応援を思い出した。

当時はインターンの仲間だけでなく、クラスメイトや大学の先生など様々な方が自分を応援してくれていました。そのため、「合格できなければ、自分を大事に思ってくれている人をがっかりさせてしまうな」、と感じて受験勉強を頑張りました。

受験に落ちてしまったらどうなるのか、最悪の事態を想像した。

自分は、大学院卒業後、当時インターンをしていたベンチャー企業に就職することを考えていました。そのため、早くみんなの役に立ちたいという思いがあり、大学院で「どうしたら苦しんでいる人の力になれるのか?」考え学ぶことは、私にとって必要かな?と思っていました。受験に不合格になれば、必然的に浪人生になります。学ぶ機会を得ることが1年遅れてしまいます。そうすると、インターン先に貢献できる貢献量が減ってしまうのではと懸念していました。そのため、猛勉強の末、大学院に合格しなければと思っていました。

今考える勉強の意味

私が考える勉強の意味は2つあります。

1つは、自分が大人になったときに、誰かの力になるための土台(知識や努力し続ける力)をつくるトレーニングをするためのツールではないかと感じます。例えば、大人になって、新たな知識を得る際に、どうやったら自分は暗記ができるのだろうか?という自分の学び方の癖をつけておくこと、知識を蓄えておくことは、きっとあなたの役に立ちます。そして、その役に立った知識を他人に伝達することで、誰かの力になることもきっとできます。私の中で、誰かの力になるための土台をつける(自分をまずは高める)うえで、誰かのためになるために必要なのだなと感じます。

2つは、私は、自分のつらい経験や、苦しかった経験を意味づけする手段の1つではないかと感じます。例えば、私は中学生・高校生・大学生に通う中で不登校を経験しています。が、その都度、「自分はなぜ不登校になったのか?」考えたり、「これからどうしたらいいのか?」と考えたとき、「そんな自分だからこそ誰かに対して、できることがあるのではないか?」と感じました。今は自分と同じような経験をした人、それだけでなく、苦しんでいる人の力になりたいと感じていて、自分の過去の経験を肯定することができました。そして肯定できたことは、勉強をし続け、自分で考える力をつけ、かつ大学に行き、様々な経験を積んだからこそできたことだと思います。

受験生への応援メッセージ

勉強のやる気写真

受験勉強をしているとき、「なんのために勉強しているのか分からないこと」、「受かるかどうか(報われるかどうか)わからない状態でがんばること」は非常に辛い状態だと思います。ただ、勉強をし続けること、勉強を突破したからこそ、伝えられることがたくさんあると思います。そして、受験勉強をする際、あなたの「受験勉強」はもしかしたら一人のものではなく、あなたの家族や先生や友達も「受かってほしい」と願っているような、「みんなの夢」なのかもしれません。受験勉強は孤独を感じやすいものかもしれませんが、つらいときは一人で抱え込まず、頼れる人に話をしながら、1歩1歩進んでいってください。

あなたがもし、一人で悩んでいて、「受験どうしていいかわからない」とお悩みの場合は、ぜひ弊社にご連絡ください。

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※参考に私が受験生だったときの勉強法もブログにまとめています。良ければご覧ください!



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