受験勉強のやる気がでない高校生へ 成長マインドを身に着けよう

「受験勉強頑張らなきゃ…でもどうせ俺もとから馬鹿だし。」

「頑張っても頑張っても成績が上がらない。もうやる気が湧いてこない。」

 

あなたはこうお悩みではありませんか?

 

受験勉強をしていると、もともと頭のいい人、IQの高い人が得なのではないかと思ったことはありませんか?

しかし、近年の研究で、ニューロプラスティシティ(神経可塑性)によって、脳の変化は一生続く、使えば使うほど脳の特定の機能を司る領域が増えたり大きくなる事が最近の研究で分かって来ています。

つまり頑張れば頑張るほど、できるようになる、努力によって、天才に追いつけるかもしれないのです。

 

今回は、成長マインド・硬直マインドという言葉を用いつつ、やる気が出ない高校生に向けて記事を書いていきます。

 

成長マインド・硬直マインドについて

 

assorted book lotもともと頭が良ければ、勉強はしやすいかもしれませんし、実際に頭の回転の早い人もいます。

 

しかし、一方で「自分の能力とか才能というのは人の助けを借りたり、努力をしたり、何か本を読んで学んだり、細かいテクニックとかシステムを工夫することによって大きく成果を伸ばすことができる」という考え方があります。

 

これが成長マインドです。

 

人間には、マインドセットという「心のあり方、考え方」というある種、信念があります。そして、人間には、成長マインドと硬直マインドという2つの考え方があります。これらはキャロル教授の研究によって、発表された研究によって広まりました。

 

成長マインドとは、先程も軽く触れましたが、「人の能力が努力(戦略、他者の助け)をへて伸ばすことができる」という考え方です。硬直マインドとは、「人の能力が石版に刻まれたように古典的で変わらない」という考え方です。

 

そして、これらのマインドセットの信念のどちらが正しいか、という問題ではなく、どちらの信念を信じるか検討した結果、「成長マインド」を思考を持った人の方が成績が向上する傾向があったといくつかの研究で報告されています。

 

成長マインドを使って、成功した例として、バスケットボール選手の「マイケル・ジョーダン」がいます。マイケルジョーダンは、高校時代、バスケットボールのチームに入れなかったそうです。しかし、高校生の間、毎日始業前に早朝練習をし、努力したといいます。努力して最終的に天才プレーヤーになりました。

 

このように、特殊な才能がなくても、「自分は成長できるはずだ」と信じて努力することで奇跡は起こせるのかもしれません。

 

 受験勉強での成長マインド・硬直マインドについてわかっていること

では、実際に受験勉強でどのように利用されているのでしょうか?ドゥエック教授はいくつかの研究に基づいて、成長マインドを持つ人と硬直マインドを持つ人で、物事の捉え方に違いがあったといいます。

 

場面① なにか努力をしなければならない場面

硬直マインドの人は学習をすることや努力することを成長マインドの人に比べて、避けがちであるそうです。

 

場面② 試験問題を解いたあとの場面

硬直マインドの人は、自分の答えがあっているかに関心がありますが、成長マインドの人は、正解が何であったか、どのように解けばいいのかに関心を持つ傾向があるといいます。

 

場面③ 試験のあとテスト返却場面

硬直マインドの人は、自分より悪い成績の学生をみつけ安心しようとする傾向がありますが、成長マインドの人は、自分よりも成績の良い学生の回答を参考にしようとする傾向があるそうです。

 

場面④ 抑うつ状態になった場面

硬直マインドの人は、自暴自棄になりやすいが、成長マインドの人は気持ちが落ち込んでも意思を強く持とうと頑張る傾向にあります。

 

このように、硬直マインドの人は、自分の能力に関心があったり、自分の能力が低いのをバレないように取りつくる努力をします。しかし、成長マインドの人は、能力を伸ばすことを努力努力します。このように、同じ場面であっても、マインドセットが違うことで、物事の捉え方が違うのです。

 

 勉強での活用の仕方

ここまで、硬直マインド・成長マインドの勉強場面における違いについて説明しました。では成長マインドを発達させ、高校生1人ひとりが成長するにはどんな方法があるでしょう?

 

① 才能や結果よりも努力に目を向ける

 

才能や結果に着目するのではなく、努力ができたがどうかに目を向けるとよいでしょう。例えば、子どもに対して、「頭いいね」と褒めると、自分の点数にこだわってしまい、自分の点数が悪いときに、「調子が悪かっただけだ」と自分のできなさと向き合えなかったり、カンニングしてしまうなどのリスクがあります。一方、「がんばったのね」とほめられることで、その頑張る行動を続ける可能性があります。頑張ることがいいことであるということも、褒められた人自身が自覚できるかもしれません。自分の努力を誇りに思うことで、成長マインドを伸ばしていくことができるかもしれません。

 

② 自分は努力すれば変われるんだと信じる

人間は生まれたときから才能が決まっている、脳は生まれたときが一番脳細胞が多くて、どんどん減っていくという考え方もあるかもしれません。しかし、人間の脳は、使っていくことで発達していくと最新の研究でもわかっています。そのため、「自分は頑張れば変わるんだ」と信じて、前向きに課題に取り組んでいくことで、成長マインドを養っていくことができるでしょう。

 

③ 失敗も次につなげる

受験勉強で失敗してしまうことは度々ある。大事なマーク模試でマークをしまちがえたり、計算ミスをしてしまったりなど、様々な失敗が考えられます。

 

大切なのは、失敗したときに、「どうしたら次失敗しないかな?」と問題に対して真剣に向き合うことです。間違えてしまうと、気持ちが落ち込んでしまったり、「やっぱり自分って馬鹿だな」と思うかもしれません。しかし成長マインドを伸ばしていくと、「今失敗して良かった!次失敗しないように対策を考えよう!」とポジティブになれるのです。

 

まとめ

成長できると思いこんでいる事自体が成長につながることが研究で明らかになっている

考えてみれば当然のことですが、自分が成長するには自分が勉強する以外には方法はないのです。

どうせやるならポジティブに考えたほうが脳への定着率が高いことも研究から明らかになっていますから、できると思ってやるのが合格への近道ということですね。

 

参考文献:川西 諭 ・田村輝之 (2019)グリット研究とマインドセット研究の行動経済学的な含意―労働生産性向上の議論への新しい視点 ―行動経済学 第 12 巻 87‒104

Dweck, C. S. (2006). Mindset: The New Psychology of Success, Ballantine Books, New York.(キャロル・S・ドゥエック著, 今西康子訳,2008,マインドセット「やればできる! 」の研究. 草思社,東京.)



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