人に教えられるようになれば、自分も勉強ができるようになる!
そんな話、聞いたことありませんか?
これ自体は全くその通りなのですが、他の人と一緒に勉強するのって案外大変ではありませんか?
おしゃべりが始まってしまうと、なかなか勉強に戻れません。
その間に受験生にとっては無駄な時間を過ごしてしまうことになったりしますよね。
そんな人に教える勉強のしかたの弱点を補う方法があるんです。
今回は自分に教える勉強法をご紹介します。
正しい受験勉強の仕方は自分と議論すること!
私たちは10年以上という長い時間を学校で過ごしますが、数学の公式など細かい知識はすぐに忘れてしまいますよね。
せめて勉強の仕方くらいは知っておきたいと感じるのではないでしょうか。
残念ながら、学校でこうしたことに注力して教えてくれる機会はほとんどありません。
私たちは自分で正しい勉強法を見つける必要があるのです。
このブログでは多くの勉強法ややる気を出す方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ラーニングピラミッドの記事の中でも紹介しましたが、最も効果の高い勉強法は「人に教えること」だと言われています。
しかし冒頭でもお伝えした通り、人に教えるには友達を見つけて二人で時間を合わせ、さらにおしゃべりなどで時間を無駄にしないようにしなくてはいけませんから、ハードルが高い勉強法と言えます。
そこでご紹介したいのが、自分と議論する勉強法です。
この勉強法はコロンビア大学の『Psychological Science』に発表された論文により効果が証明されています。
この研究から、「自分に対して教えて、質問に答える」という勉強法の効果が明らかになりました。
どうやって自分に教えて、議論すればいいの?
自分に教えて議論するための方法を具体的にしていきます。
まずは自分が今学習していることを知らないもう一人の人を想像します。
そしてその人にたいして今勉強していることを説明し、帰ってきた設問に対して事実や知っていることに基づいてわかりやすく答えるのです。
本当に効果あるの?
研究者たちは被験者を集めて2つのグループに分けました。
一方のグループにはある問題に関して小論文の作成をしてもらい、もう一方のグループには仮想の人物に対して問題を説明し、返ってきた質問に対して回答するという形の文章を作成してもらいました。
その後テストを行うと、誰かに話すことを前提にした被験者のグループが良い結果を示したそうです。
ちなみにかかった時間はもちろん同じです。
にも関わらず理解の深度と事実の正確さという観点から明らかに高い点数を出したのです。
なぜそのような結果になったのでしょうか。
反対の立場や視点を持つことは包括的に知識を理解するのに役立ちます。
さらに、説明するには情報を論理的な順序で理解する必要があるため、点数が良くなるそうです。
ノーベル賞受賞学者も推奨していた
研究などからこのような学習法に効果があると示されたのは最近のことです。
しかしノーベル賞受賞者のリチャードファインマンは以前から
何か新しいことを学びたい時はそれを8歳の子供に説明できるようになるのが一番良い
と述べていました。
誰でもわかるほど丁寧に説明できるということは、自分が何の疑問点もなくその物事を理解できていることの裏返しと考えられますよね。
まとめ
自分が学んでいることを何も知らない人に説明することを想像して勉強しよう。
頭の中だけで終わらず、試しに書き出してみたり、時には人に説明してみることも大切ですね。
是非みなさんもこの勉強法を実践してみてください。
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