ビリギャルをご存知ですか?
成績が低かった高校生が偏差値40あげて慶應義塾大学に合格した物語で、現在映画や書籍を通して、その感動の物語が色んな受験生や「頑張りたい」と願う方々を勇気づけています。
そんなビリギャルですが、ビリギャルで有名な小林さやかさんは、「母親が自己肯定感を大切にしてくれたからこそだ」と話しています。映画の中でもさやかちゃんを信じぬき、一生懸命サポートしている様子が伝わってきます。
今回は受験生や勉強をがんばる学生さんをもつ保護者の方に向けて、映画ビリギャルを振り返りながら、保護者の方が子ども達にどう接すればいいのか考えていきたいと思います。
映画ビリギャルから学ぶああちゃんのすごいところ1 子どもがワクワクし、「やりたい」と願うものを応援する
映画ビリギャルでも私が心に残ったシーンは多くありますが、その中でも、ああちゃん(さやかちゃんの母)は、さやかちゃんや子ども達がワクワクし、やりたいと願うものを心から応援しています。その事を特に感じたシーンとして、ああちゃんがお金を工面し、さやかちゃんが塾を利用できる日にちを増やし、もっと塾に通えるようにとサポートしたことです。
ビリギャルの映画の中でも、さやかちゃんのお父さんはさやかちゃんの塾通塾や慶應義塾大学受験について、最初は苦々しく思っている様子が伝わってきます。また実際にさやかちゃんにも、直接「塾のお金は払わない」と伝えています。そのため、ああちゃんがお金を工面しています。
さやかちゃんが高校3年生にあがり、徐々にできることが増えていき、勉強時間が増えてきた時、映画の中で坪田先生がああちゃんに、「このままでは間に合わない可能性があるので通塾日数を増やせたら…」というご相談をします。その言葉をきいてああちゃんは、工学な塾の費用を親戚に頼み込んで建て替えてもらったり、自分自身はパートに出てお金を工面したり自分の貴金類を売って売ったお金を当てるなど、さやかちゃんが塾にもっと通えるように、さやかちゃんが坪田先生のもとでワクワクしながら勉強できる時間が続きますようにと願いながら、お金の事等を工夫しました。
さやかちゃんが「けいおー大学に行きたい」と口にしたときも、「さやかちゃん自身がワクワクすることを見つけた」とああちゃん自身が心から喜んでいました。映画の中でのああちゃんは、「受かる受からないは関係ない。さやかは塾に行ってからずっとワクワクしている。それだけで充分なんです。」と言葉にしています。さやかちゃんが幸せでいてほしい。そう心から祈り、「受かる・受からない」は関係なく、さやかちゃんの夢を心から応援していた様子が伝わってきます。
塾で、先生に封筒を渡した際、さやかちゃんは先生に声をかけられます。
「さやかちゃん、このお金の重み、忘れるなよ」
と言われ、お母さんがこれだけ頑張ってくれたから私も頑張ろうと思えたそうです。それに加え、自分は浪人できないという覚悟も生まれたのでしょう。塾と家で1日15時間以上も勉強したそうです。
ああちゃんが、お金を工面し、ただたださやかちゃんを応援してくれたからこそ、さやかちゃんは勉強を頑張ることができたのかもしれません。
映画ビリギャルから学ぶああちゃんのすごいところ2 子どもを信じぬく
この言葉は簡単に言えてしまう言葉かもしれません。この記事を読んでいる方も「信じることくらい誰だって出来てるわ」と思うかも知れません。でも、実際子ども達の状況によっては信じ続けることが難しくなってしまうこともあるかも知れません。
子どもを信じる中には、子どもがどんな状況があっても、子どもには良いところがあると信じること、そして、常に味方でいることが含まれていると思います。映画ビリギャルの中で、さやかちゃんが一緒にタバコを吸っていた友達の名を明かさず、退学処分になりかかり、ああちゃんがさやかちゃんの通う高校に呼び出された時、友達の名を売らず、友情を大切にするさやかちゃんを「優しい子」と信じぬいているようでした。さやかちゃんに対しても、「さやかちゃん、えらいね」と伝えています。
さやかちゃんの母親、ああちゃんは、娘が補導されたり、学校に呼び出されたときは、子どもと話をして、絆を深めるチャンスだと思っていたようでした。お母さんは、「私は絶対あなたの味方だからね」と子どもに示せる良い機会だと思っていたそうです。もちろん、子どもが誰かに迷惑をかけたことは、お母さんも深く謝罪するのですが、道すがら、「ああちゃん、土下座でもなんでもするからね」と伝えるなど、自分は子どもの味方であり続けたそうです。
さやかちゃんにも、ああちゃんの気持ちは伝わって、自分をこんなにも信じてくれる人を悲しませたくないと更生したと話しています。
映画ビリギャルから学ぶああちゃんのすごいところ3 子どもに信頼して任せる
志望校のことも、受験勉強をやめたいと弱音を吐いたときも、ああちゃんは、さやかちゃんの意思を尊重していました。
映画では描かれていませんが、さやかちゃんが受験勉強が嫌になって、塾にいけなくなってしまう時期があります。頑張っても頑張ってもE判定から抜け出せず、燃え尽きかけてしまった時、ああちゃんは「ここまで本当にがんばったね」とさやかちゃんをねぎらいました。
子どもを思うからこそ、「受験をやめたい」というお子様に対して、「もうちょっとだからがんばろう」と励まして、子どもの思いやどうしてそう思っているかという気持ちを聞かないケースもあるでしょう。また、ご褒美で子どもをつる保護者様も今までみたことがあります。
しかしああちゃんは、さやかちゃんが「もうやめたい」と弱音を吐いた時も、「ここまでがんばったね」とさやかちゃん自身を受容し、本人にどうしたいか?という決定を委ねていました。簡単なようで難しいことをああちゃんはやり遂げていたのです。実際にさやかちゃんは自分で、それでも慶應義塾大学を目指すと思い直し勉強を頑張り、見事合格を勝ち取ります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
受験生や勉強を頑張る子どもを持つ保護者様は、完璧であろうとしたり、子どもを思うあまりなかなか上記の様な行動をすることは難しい場合もあるかもしれません。受験は受験生や学生にとってだけでなく、保護者様もしんどくなったり、不安になったりするケースもあると思います。保護者様も不安な場合、一人で抱え込む必要は全くありませんし、子どもに気持ちをぶつけそうになってしまう時は、どうか信頼できる第三者に相談しつつ、不安や焦る気持ちを緩和させながら、子ども達の味方でいていただけたら嬉しいです。
みならず、受験生の保護者様の不安にも寄り添いながら塾を運営しています。実際に通われている塾の生徒さんだけでなく、保護者様の悩みにも耳を傾けながら塾を運営しています。そのため、何か困ったことが有りましたら保護者様もお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。
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