私立大学受験生が一目でわかる「大学入学共通テスト」の受験への影響とは?

「大学入学共通テストの導入で私立入試も変わるの?」

「共通テスト怖いから、国公立大学受けるのやめた…。私立大学に行こうと思うんだけど私立にも共通テスト影響するのかな?」

あなたはこうお悩みではありませんか?

 

大学入学共通テスト導入により、国公立大学を2020年度入試以降にうける受験生は、「今までの勉強と変わるのかな?」と不安に思っているケースが多いと聞きます。その反面私立大学を受験する受験生や推薦入試等をメインで考えている受験生には大学入学共通テストは影響がないようにも感じます…。今回は、私立入学を考えている人に共通テストは本当に影響がないのか考えていきます。

 

※推薦入試を考えている人はこちら

 

こちらもおススメ:GMARCHの大学入学共通テスト利用入試はセンター試験入試からどう変わる?

 

【6月21日最新】新型コロナウイルスによる学校休校による影響

では早速共通テストと私立大学の大学入試についての関連について解説していきます。しかしその前に、まずは新型コロナウイルスによる影響で学校休校に伴い、学習の遅れが心配されている件や出題範囲を検討している件について6月17日に文部科学省が発表した資料がありますのでこちらを使いながら解説してきます。

①出題範囲縮小の可能性

入学志願者が新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れが危惧されることから、国公立大学の個別学力試験や私立の個別試験でも以下のような配慮がなされる可能性があります。

出題範囲等についても文部科学省からすでに発表がありました。

各大学は,大学入学共通テストの科目指定に関し,第7の3に示す2年程度前の予告・公表の例外として,各大学のアドミッション・ポリシーを踏まえ,例えば,高等学校第3学年でも履修することの多い地理歴史,公民,理科の2科目指定を1科目に減じることや,指定科目以外の科目への変更を認めるなどの配慮を行うよう努めるものとする。

また,各大学の個別学力検査の出題範囲等に関し,高等学校第3学年でも履修することの多い科目(数学Ⅲ,物理,化学,生物,地学,世界史B,日本史B,地理B,倫理,政治・経済など)の個別学力検査において,入学志願者が解答する問題を選択できる出題方法とするなどの配慮を行うことや,教科書において「発展的な学習内容」として記載されている内容から出題しない,あるいは出題する場合においても,設問中に補足事項等を記載するなど,特定の入学志願者が不利にならない設問とすることなどの工夫を行うものとする。

参考:令和3年度大学入学者選抜実施要項について(通知)

つまり私立大学を受験する際、出題範囲が昨年度と若干違う可能性があります。なお、お、各大学が、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れに配慮する観点からの各大学の配慮については7月31日までに決定し、公表するように、文部科学省からお願いが回っています。7月31日までには各大学で行われる配慮についてまとめられ、公表されていると思います。

 

②大学入学共通テスト利用入試の合格発表等の日程がずれ込む可能性も(あくまで予想される可能性をお伝えしています。)

文科省は6月17日、大学入学共通テストについて3段構えの実施案をまとめました。以前から、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れが注目され、共通テストをうける受験生をはじめ、大学受験に関わる人たちから不安だといわれていましたが、本試験は予定通り実施します。それだけでなく、同時に共通テスト出願時から選択できる追試験を2週間後に設定しています。そのうえ、さらにウイルス感染などによって追試を受けられなかった受験生を対象に、その2週間後に「追試の追試」をする予定です。そのため、共通テストの「追試の追試」を受験する人が大学入学共通テスト利用入試を利用できるように入試方式を各大学が設定すると、必然的に前年度に行っていたセンター試験利用入試のようなスケジュール感で合格発表できない可能性があります。

参考:令和3年度大学入学者選抜実施要項について(通知)

 

大学入学共通テストと私立入試

さて、2020年度には大学入学共通テストが導入されます。現在のセンター試験が、思考力や判断力等を測るために大学入学共通テストに変わるのです。それに伴って、国公立入試をうける受験生は共通テストの対策が必須となります。では、私立入試をうける、私立大学受験生への影響はあるのでしょうか?大学入学共通テストが私立入試に与える影響として以下が考えられています。

 

① 大学入学共通テストの利用する入試が登場

現在、難関私立大学も含め、一部の大学では、大学独自の入試(一般入試)、全学部統一入試に加え、センター利用入試と呼ばれる入試方式があります。センター利用入試とは、各大学の方針によりけりですが、大学によっては、センター試験の特定の科目の得点の割合のみで合否を判定する入試方式です。

 

例として「青山学院大学 理工学部 化学生命科学科」を紹介します

 

 

参考:https://axivacademy.shinroshidou.net/

このように、センター試験の得点を入試に使用し、センター試験の特定の科目の得点率が大体90%を超えれば、大学にわざわざ受験しに行くことなく合格できます。大学によって、センター試験の得点だけでなく、独自に各大学で出題される特定の問題を解いて、それらの得点の合計点で合否を分ける入試などもありますが、センター利用入試等はセンター試験を受験している人にしかチャンスがない入試でもありました。

 

これらの入試がセンター試験がなくなることで、廃止されるわけではないようです。これも各大学の方針によるのですが、センター試験利用入試の代わりに共通テスト利用入試に変わる大学もあるそうです。

※ただし、これらは各大学の方針によりけりで、例えば慶應義塾大学は、「共通テストは利用する予定はない」としているそうで、各大学によっては使わない学部や学科もあるようです。受験生の方は各自自分の受験大学の入試方式を調べることをオススメします。

 

② 民間の英語検定試験を使用する入試が登場

一部の私立入試では、民間の英語検定試験を使用する受験方式をとることがきまったそうです。例えば、「明治大学」では、例えば経営学部において2017年度入試から、「英語資格や検定試験を活用する『英語4技能試験活用方式』入試」を導入しました。入試当日の「英語等の外国語の試験」を免除して、スコアに応じた得点を加点します。「立教大学」では、一般入試の中で「グローバル方式」とよばれ、学部・学科ごとに指定された英語資格や検定資格の合格給やスコア基準を満たすことで、立教大学独自の試験(英語)が免除されます。

 

2020年度では、民間の英語検定や資格等を大学入学共通テストには利用しないことが明らかになっています。しかし、私立入試の一部では一般入試等で英語を受験する代わりに民間の英語検定の合格証やスコア表を提出することで、英語以外の2科目の成績で合否判定をしてもらえるなどの入試方式があるようです。

 

※2021年以降はどうなるかはまだわからないため、最新の情報は繰り返しになりますが、各大学の入試情報もしくは各大学のオープンキャンパスに参加することをオススメします。

 

参考:文部科学省資料 民間の英語検定等の取り扱い

弊社でもMarch(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)、関関同立、早慶上智の受験で英語民間試験が利用できる入試方式などを調べた記事を作成しています。よければそちらもご覧ください。

参考:【march受験生必見!】英語民間試験が使えるマーチの学部徹底解説

参考;【関関同立受験生必見】英語民間試験が使える学部徹底解説

参考:【早慶上智受験生必見】英語民間試験が使える学部徹底解説

③ 問題の難易度や傾向が変わる可能性

大学入学共通テストの導入に伴い、問題の傾向がそもそも変わる可能性も否定できないと言われています。大学入学共通テスト導入の背景として、今までの知識を測る問題だけでなく、思考力・判断力・表現力を重視した問題を出題するためだったという要因があります。そのため、思考力・判断力・表現力をより尋ねるような問題も出題される可能性があるのです。その一方で、私立大学によってはすでに、思考力・判断力を測るような出題となっている可能性もあるため、一概には言えない部分もあります。

 

いかがだったでしょうか?大学入学共通テストを受験しない私立大学受験生にも、影響があるかも知れない状況がイメージできましたでしょうか?例えば、外部試験ですでにスコアを持っていれば、英語を受験せずに2科目受験となる大学もあるかもしれませんし、大学入学共通テストの導入で、私立問題の各科目の出題の傾向が少しずつ変化が現れる可能性もあるのです。

 

各大学の例 注目される独自の入試方式|私立大学編

 

続いて、各大学で外部試験を利用したり等独自の入試方式が注目されています。これらについていくつかの大学を例に説明していきます。2021年度の入試方式について「2020年1月現在」でわかっていることをお伝えします。

 

①上智大学

上智大学では、TEAP利用型入試という入試があります。TEAPとよばれる試験、「アカデミック英語能力判定テスト」受験の上で、各学科が指定している基準スコアを満たしていれば出願できます。TEAPとは、試験日程は7月、9月、11月の年3回行われ、主要都市11都市で試験が行われています。

参考:上智大学

 

弊社では上智大学と共通テストの関連についてまとめた記事も執筆しています。よければこちらもご覧ください。

参考:【4/3更新】上智大学受験生必見!共通テスト導入と入試の変更点を一挙公開

 

②立教大学

先ほども簡単に説明した立教大学です。立教大学では、一般入試の「グローバル方式」と大学入試センター試験利用入試において外部試験を導入しています。すべての学部で英語資格検定資格を活用した制度を導入しています。全学部日程では本学独自の英語の試験はなく、英語以外の筆記試験により学力を図ります。

スコアについては、詳細はこちらに書かれています。

※今後はセンター試験がおわり、大学入学共通テストに変更のためまだ、大学入試センター試験利用入試が今後どのような方式の入試に変わるのかは現時点ではわかりません。

 

弊社では上智大学と共通テストの関連についてまとめた記事も執筆しています。よければこちらもご覧ください。

参考:【4/4更新】立教大学受験生必見!共通テスト導入と入試の変更点を一挙公開

 

③関西学院大学

関西学院大学では、センター試験利用入試で、英語検定試験活用できる方式があります。「英語検定試験活用型」とよばれる入試です。この試験では、英語検定試験において一定のスコアを有していることが出願条件になります。英検でいうと準一級以上等条件は厳しいと言われているのですが、英検等を持っていることで受験のチャンスが広がる可能性があります。

※ただし、来年度からセンター試験利用入試がどの様に変わるのかはまだわかりません。今後も各大学の動向を見ていく必要があります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?私立大学志望だから、大学入学共通テストは私には関係ない…というわけではなく様々な面で影響がありそうです。とはいえ、これらの情報を予め知っておくことで、受験まで何を勉強すればいいのか戦略的に考えることも出来ます。

 

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