大学受験生必見|CEFR(セファール)と外部試験が大学入試での活用法

「大学入試が2020年度入試から変わるって聞きました。学校の先生も英検とかとったほうがいいって言うけど本当ですか?」

「CEFR(セファール)って言葉大学入試について調べているとよく見ます。これはなんですか?」

 

あなたは大学入試を受験するかもしれず、色々と情報を集めている最中なのかもしれませんね。今回はCEFRについてと大学入試改革について合わせてお伝えします。

 

大学入試改革とCEFR(セファール)

CEFR(セファール)について解説していきます。まずはなぜCEFRとは何か、そしてなぜ大学入試に関わってきたのか解説していきます。

 

①CEFR(セファール)とは?

CEFRとは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR:Common Eurpean Framework of Reference for Languages)という名称の略です。これは言語の枠を超えて、外国語の運用能力を同一の基準で図ることができる国際標準です。CEFRは6段階にレベルが別れていて、その言語を使って具体的に何ができるかという形で言語力を表しています。以下の表がCEFRの表です。

②なぜCEFRが大学入試に登場したのか?

近年日本はグローバル化が急激に進行しています。もしかしたら受験生の身近な方にも海外から来られた方がいて、コミュニケーションをする機会があるのかもしれません。しかし、実際に英語を勉強していて、文法等がわかっていても、外国の人と話す力がなく、うまくコミュニケーションが取れないケースもあるかもしれません。

高等学校学習指導要領では、多様な人々とお互いの考えや情報を伝え合いコミュニケーションをできるようになるために、英語では「読む、聞く、話す、書く」の4技能を総合的に育成することを定めていましたが、従来のセンター試験だと、話す力、書く力等が十分に測定できていませんでした。センター試験の代わりに大学入学共通テストというものにかえ、受験生の学力を多面的に測定しようとしています。しかしながら、英語の問題に関して、共通テストという同一日程一斉実施をする試験では、「話す」、「書く」能力を一斉に図ることが難しいと考えられたため、民間の資格や検定試験を活用してはどうかという考えが生まれたそうです。

ここまでの内容は難しかったかもしれないので簡単にまとめると

  1. 高等学校学習指導要領では英語は「読む、聞く、話す、書く」の4技能を総合的に育成することが定められている。
  2. しかし従来のセンター試験だとこれらはバランス良く図られていない。
  3. そのうえ、大学入試改革の一環で共通テストに変わっても、センター試験同様、同一日程一斉実施のため、「話す」、「書く」を十分に測定するためのテスト実施は難しい。
  4. 民間の資格を利用することで、英語の4技能をバランス良くはかることができると考えられた。

というのが今の流れです。

 

このような形で英語の民間資格等を利用するという考えがありましたが、経済格差や地域格差などの懸念から一旦は英語の民間資格を共通テストに2020年度の試験に導入しないと文部科学省は発表しています。

参考:令和3年度大学入学者選抜に係る大学入試英語成績提供システム運営大綱の廃止について(通知)(大学向け) (PDF:192KB)

 

③CEFRと各英語の検定試験との対応

大学入試で使用される英語の検定試験の中でも、CEFRのランク表をもとに、各検定のスコアや級の対応表が文部科学省により発表されています。

大学では、CEFRのスコアがA2以上であることが出願条件と定められている学校もありました。

※現在は2020年度が共通テストにおいて、外部試験導入が延期されたため、2020年度は出願条件にならない可能性があります。

 

今後大学入試改革が進み、どうなるかわからないですが、CEFRという1つの尺度は今後も使われ続けるかもしれません。

 

 

CEFRの大学入試での利用のされ方(私立編)

ここまではいかがだったでしょうか?難しい内容が続きましたが、続いて大学入試での利用のされ方についてご説明します。今回は私立大学における外部試験やCEFRの利用のされ方をご紹介します。(国公立大学についてはこちらご紹介します。)

 

上智大学

上智大学では、外部試験やCEFRを「学部学科試験・共通テスト併用型」と「共通テスト利用型」の2つで利用されています。

①学部学科試験・共通テスト併用型

提出した外国語外部検定試験の結果を、CEFRごとに得点化し、大学入学共通テストの外国語の得点に上限付きで加算します。(上限は外国語の得点満点。)

②共通テスト利用型

外国語外部試験結果は提出は原則不要ですが、CEFRレベルがB2以上の試験結果を提出した場合、共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能です。合否判定は共通テストの外国語の得点とみなし得点(外部の検定試験のスコアや級)の両方を比べ、良い方を採用します。

 

参考:上智大学

※弊社でも上智大学の受験情報について記載しています。よければこちらをご覧ください。

 

早稲田大学

早稲田大学では、主に商学部、国際教養学部、文化構想学部、文学部で英語4技能テストが利用できます。上智大学のようにCEFRを利用するというよりは、各学部ごとにそれぞれ使用する外部試験が決められていて、各学部ごとに条件が異なります。

①商学部

一般入試の一部において、英語④技能テスト利用型入試を導入します。学部にて、定めるスコアを満たすもののみが出願可能です。出願条件は英検準1級、またはTOEFL-iBT72点以上です。また、英検1級であるか、TOEFL-iBTの得点が95点以上だと5点加点されます。ただし、この入試方式は、商学部の一般入試の「地歴・公民型」と「数学型」の併用はできません。

参考:2021年度 商学部 一般入試改革 

②文化構想部

2020年度の募集要項や入試要項は出ていないのですが、2019年度の入試でも外部試験を利用していたそうです。早稲田大学の一般入試のうち、英語4技能テスト利用型という入試です。大学からすでに挙げられている英語4技能テストのうちから1つを選択し、各得点において基準を満たしている場合出願可能となるのです。

 

③文学部

文学部も文化構想部同様、2020年度の募集要項や入試要項は出ていないのですが、2019年度の入試でも外部試験を利用していたそうです。早稲田大学の一般入試のうち、英語4技能テスト利用型という入試です。

④国際教養学部

国際教養学部では一般試験で英語4技能テストの結果を出すことで各級や各試験の得点によって素点に加算されます。

 

参考:早稲田大学

弊社でも早稲田大学の入試情報についてまとめています。よければこちらをご覧ください。

 

今後も他大学について情報がわかりましたら順次追記してまいります。

 

青山学院大学

青山学院大学では、一部の学部の一部の方式で外国語の外部試験の結果を使われてると言われています。

「国際政治経済学部 国際政治学科・国際コミュニケーション学科」 や、「総合文化政策学部総合文化政策学科」では現時点では外国語の外部試験の結果を出願書類の中に定めると言われています。

参考:青山学院大学

弊社でも青山学院大学の入試情報についてまとめています。よければこちらをご覧ください。

 

立教大学

立教大学では、「英語」科目は英語外部試験を導入するそうです。文学部、異文化コミュニケーション学部、経営学部、経済学部、社会学部、法学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部で英語の外部試験のスコアが使えるそうです。

 

参考:立教大学

弊社でも立教大学の入試情報についてまとめています。よければこちらをご覧ください。

中央大学

中央大学ではいくつかの学部(経済学部、文学部、国際経営学部、国際情報学部)などのいくつかの学部で英語外部検定試験利用入試が行われる予定です。

参考: 2021年度中央大学入学試験 英語外部検定試験の取扱いおよび大学入学共通テストの「国語」の記述問題の取扱いについて(予定)

弊社でも中央大学の入試情報についてまとめています。よければこちらをご覧ください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?大学入試に外部試験が導入された背景やCEFRについてご紹介しました。今まで見慣れない用語等があるかもしれませんが、今回の記事でも(それ以外の大学受験でのお悩み、勉強法のお悩みなど)分からないこと困ったことがありましたらお気軽に弊社にお問い合わせください。



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