【英語 リーディング】大学入学共通テスト試行問題 センター試験とのちがいと対策法

「大学入学共通テストがはじまります。リーディングの問題見たら全部英語で書かれていました…。」

「リーディングになって、長文ばっかりでどうしていいかわかりません。対策が知りたいです。」

 

あなたはこうお悩みかもしれませんね。

今回は大学入学共通テストのリーディングとセンター試験の英語の問題を比較し分析しながら、2020年度から大学入学共通テストを受ける受験生に役立つ情報をお伝えできればと思っています。ぜひご覧ください。

 

弊社では、共通テストのリーディングについて別の記事でも解説しています。よければご参照ください。

参考:【アクシブアカデミー梅島校】大学入学共通テスト新傾向:事実と意見の区別

 

大学入学共通テストの概要とセンター試験と共通テストの違い

まず、大学入学共通テストとセンター試験の違いについて説明していきます。センター試験の筆記と共通テストのリーディングで違う点はいくつかあります。

 

①問題文も含め、英文で設問が書かれています。

→英単語の量もセンター試験に比べ格段に増えています。速読する癖をつけましょう。

②発音、アクセント、語句整序問題がなくなりました。

→共通テスト英語のリーディングでは、「読解力」を徹底的に見られます。センター試験でおなじみだった発音・アクセント、文法の語句整序の問題は出題されません。一方英単語数はセンター試験より1000ワードほど増えているため、文章を素早く理解して読み進めていく必要があります。

③正解が1つに限られない問題も多数出題されます。

→長文問題を解く際、消去法でなんとなく解けていた部分があるかもしれませんが、正解が1つとは限らない問題もあり、今後は正解の根拠をしっかり見つけていく必要があります。

 

 

共通テスト・センター試験それぞれの概要

続いて、共通テストやセンター試験のそれぞれの概要です。

①大学入学共通テスト

  • 試験時間:80分
  • 大問数: 6題
  • 設問数:  38題
  • 満点:100点

 

大学共通テストの試行調査の平均点は、56点台でした。

②センター試験

  • 試験時間:80分
  • 大問数:6問
  • 設問数:54問
  • 満点:200点

 

センター試験の2020年度の平均点は、116点台でした。

例年、110点から120点強で推移しています。

 

大学入学共通テスト試行問題(2017年度版)の「リーディング」試験分析

続いて過去2回の共通テスト試行調査について解説していきます。まずは、2017年度に行われた第1回のものからです。試行問題の英語(リーディング)の問題を見て、「全部長文問題だ」と委縮する人もいるかもしれませんが、共通テストの傾向に慣れながらら、どの問題でどれくらいの時間をかけていいのかという勉強もしながら長文問題を解いていくといいかもしれません。

第1問A ウェブサイト

A問題は、遊園地の混雑状況に関する英語の文章と混雑度が描かれたカレンダーの情報を組み合わせて回答する問題です。センター試験の第4問Bを簡単にした問題です。問1は、言葉の言い換えをする必要があります、「入り口で待つ必要があります」という内容について、「列に立っている必要があります」という内容の言い換えです。問2は、どれくらい混んでいるか確認する問題です。言い換えの問題なので、語彙力が必要です。

第1問B イベント告知のポスター

ポスターから情報からイベントの内容等を確認する問題です。問1では、ポスターの冒頭からクラブの運営主体の情報が書かれている場所を見つけましょう。第4問Bを簡単にした問題です。問2では、4人の学生のプレゼン内容から、共通点つまり休暇中の課外活動についての情報を見つけましょう。表等を参考にしながら情報を集めましょう。問3はポスターの末尾の「12月のオープンキャンパスにおける発表者募集」の項目から情報を抽出しましょう。

第2問A インターネット上に掲載された飲食店に関する評価記事

インターネットサイトの3店舗のグルメ情報から適当な情報を収集する能力が必要です。表現の言い換えなどの力が必要なので語彙力が必要です。センター試験の第4問のBと似ています。問1は、店が午後5時から朝の6時まで空いているという記述に対して、midnightと言い換えられています。単語の力が必要です。問2は、このサービスはとても遅いという内容を自由な時間が多いですと言い換えている選択肢があります。文章中の内容を理解した上で、似た選択肢はどれか吟味する力が必要です。そのためには、評価記事の内容を正確に理解した上で選択肢を探す必要があります。問3は3人のレビューが書かれていますが、これらのレビューが一貫していないことが文章中からわかります。そのため、differentという選択肢を含む選択肢を選びます。レビューから何が言えるのか?考える力が必要です。問4は、形容詞に気をつけて読みましょう。

第2問B 学生アルバイトに関する文章

学生アルバイトをすべきかどうかという題材を用いて、ディベートの準備をする設定の問題です。4つのパラグラフによって文章が構成されています。この文章の中から賛成意見や反対意見を拾い集めながら、情報を整理していく必要があります。問1はこの文章の内容がどんなものか聞いています。この文章は学生がアルバイトをする理由についてがメインテーマです。第一パラグラフに注目しましょう。問2は賛成意見について聞いています。問3については反対意見について尋ねています。問2の賛成意見については第2パラグラフに、問3の反対意見については第3パラグラフにそれぞれ書いてあります。問4はアルバイトを週20時間以上した場合にどんな影響が出るのか文章中から抽出してみましょう。問5は筆者の立場について書かれています。文章全体から筆者はどの立場の人なのか予想してください。

第3問A 旅行記のブログ

第3問Aは旅行記のブログが題材です。イラストが入ったの旅行記のブログを読み、文章の内容とイラストを組み合わせながら照らし合わせましょう。問1は、But に注意しつつ(本文で、However やButなどが出てきた場合、その後の文章で重要な表現が出てきている可能性があります。)地図からMagon Cityを見つけましょう。by seaで海路でということがわかります。by airとすると空路で、飛行機でという意味の熟語です、合わせて覚えておきましょう。問2はブログから何が読み取れるか考えてみましょう。選択肢から、明らかに読み取れないものを消去法で削除していくと解ると思います。

第3問B 新聞のコラム

セールスマンの新聞コラムを読み書かれている内容を正確に読み取ります。問1では、事柄や物事の順序について問う問題です。時間を表す表現等は書き込みながら整理していくと良いと思います。問2では、東京とニューヨークの様子を比べて見てください。問3は、Will machines …?の記事の文章の最後の方をヒントに考えてみましょう。

第4問 2つの視点から書かれた文章の比較

2人の人物が、2つのグラフを元に書いたレポートが題材となっています。ボランティアについての話が題材です。センター試験の第4問や第5問と似ている問題です。問1はグラフと文章から情報を抽出して比較検討してください。なお、文章中からグラフの情報を抽出する際、数字等を中心に見ていくとわかりやすいと思います。問2はボランティアの価値について書かれている文章の言い換えです。ボランティアは彼らの将来のキャリアのアドバンテージ(強み)になるという文章を言い換えている表現を見つけてください。問3は言及されていないものを選ぶ問題です。その際、選択肢を見ながら、すでにかかれているものは選択肢から除外しながら問題を解いていってください。問4は文章中の内容を比較するものです。選択肢を吟味してください。問5は2人の文章のレポートの共通点を書きます。予めそれぞれどんな内容を書いているかそれぞれ整理しておくことが重要です。

 

第5問A 新聞

アメリカ人学生が「折り紙」について書いた文章についてです。文章を読んで要約する力が必要です。普段から長文問題を読む際に、どんな趣旨の内容が書かれているか等を検討すると良いのかもしれません。問1は全体の内容を要約する問題です。問2は2つの段落の比較をします。それぞれの段落で何を言っているのか整理しましょう。問3では、1文を補充します。難しい内容ですが、本文で使われている単語等に着目すると選択肢を絞り込むことができると思います。

 

第5問B 記事

黒コショウと白コショウについて述べた文章が題材です。情報を整理しながら読んだり、要約したり、要点を把握するなどが必要です。問1は要旨を把握する力が必要です。問2は複数回答可の問題です、文章を比較することで解くことができると思います。問3は主題を掴む必要があります。文章では何を伝えようとしているのか考える必要があります。

 

第6問 物語の概要把握

サマーキャンプに参加した登場人物の話を読んでワークシート等に感想をまとめる問題です。登場人物の特徴を把握したり、特徴を掴む必要があります。問1は、時系列を整理する必要があります。時を表す表現等を見ながら時系列を整理してください。問2は登場人物についての特徴等を本文中から見つけてください。問3は意見等を示す文章から情報を抜き出してください。問4は本文の趣旨についてまとめてください。趣旨なのか、登場人物の様子なのかなど、見分ける必要があり、長文を読む際にも、問題を解く際や見直す際にわかりやすいように目印や印をつけておくと良いと思います。

 

参考:英語 筆記[リーディング]平成29年度試行調査_問題、正解表、解答用紙等

 

大学入学共通テスト試行問題(2018年度版)の「リーディング」試験分析

続いて、第2回の試行問題について説明していきます。大学入学共通テストでは、すべての問題が「リーディング(英語を読む力)」を測るテストで、発音・アクセント・正序問題は出題されません。いくつものジャンルの英文を読んでいく必要があります。伝言メモ、新聞記事、ウェブサイト、雑誌記事などいくつものジャンルの問題が出されていました。それでは早速各問題について解説していきます。

 

第1問A 伝言メモ

問1は、設問文のask Yasminという文章に続く問題から、彼女に聞いて欲しい内容は何か特定できれは回答できます。伝言メモの中にCan you ask Yasmin which day is convenient for her to come to the party and let me know?という内容があるため、いつならパーティに参加できますか?と解答すればよいでしょう。問2は、設問文のinviteに着目しましょう。伝言メモで、Is it all right if I invite other students?という言葉をヒントに選択肢を選んでいくとよいでしょう。

第1問B ウェブサイト_告知記事

問1は、告知記事の目的(The purpose)に関しての問題です。告知分のタイトルをヒントに問題を解いていきましょう。問2は、Program Schedule 中の traditional dance,traditional food,traditional clothingという言葉が書かれています。これらは「cultures 」という言葉でまとめています。この部分が読み解ければ解答できるでしょう。問3は、a good communication opportunity が本文最後に書かれています。これらをヒントに問題をといていきましょう。

第2問A ウェブサイト_レシピ・レビュー等

この文章は、肉とじゃがいものパイの作り方とレビューが書かれています。

問1は、レシピだけでなく、女性のレビューを見て判断していく必要があります。問2は、料理にかかる時間が問われているので、レシピに書かれた時間を1つひとつ足していく必要ががあります。問3は、 Someone who does not like raw carrotsは記載がないが、レビューで子どももこの料理が好きであるという表現やレシピにかかれた内容を精査すると解けると思います。問4は、注意しなければならないが、意見を求めているわけではなく、事実を求めている内容です。レビューはあくまで意見であって事実かどうかは分からない部分があるので、この前提は知っておくと良いと思います。問5は、問4とは逆に事実ではなく意見を聞いている問題です。レビューを参考に選択肢と比べてみるといいと思います。

第2問B 記事・コメント

フランスの学校ではケータイを持ち込めないという内容の文章が書かれた記事です。

問1は、without special permission と書かれた内容をうけて問題を解いていきましょう。これが④の選択肢の except for special casesと似ています。問2は、携帯電話の使用は学校では制限すべきであるという意見を支持する意見を選択しましょう。第2パラグラフの冒頭から丁寧に文章をさらっていきましょう。問3は、問2の問題とは打って変わって、携帯電話の使用は学校で制限すべきであるという考えの反対となる意見を選択してください。第3パラグラフで、第2パラグラフと反対の内容が記載されています。その文を読んだ上で解答を吟味しましょう。問4は、第3パラグラフの内容を整理した上で回答したいところです。問5は、この記事にコメントした人がどの立場(賛成なのか反対)なのか整理しておく必要があります。

第3問A ブログ

留学生が日本の学校の学園祭での出来事をまとめています。

問1では、実際に学園祭がどうだったかを書く問題でした。仮定法過去完了の表現(If it had been sunny,they could have danced outside.)から、実際には晴れていなかったという内容が読み取れるのでそれらをヒントに選択肢を絞り込んでください。問2では、文章だけでなくイラストの情報等も統合して問題を解いていく必要がありました。男女2人が表彰台に2位の位置にいました。そのため、2位になったことがわかりました。

第3問 B 雑誌記事

異文化体験に関する記事が記載されています。入院患者に鉢植えの鼻は好ましくないという日本文化についての話でした。問1は気持ちの変化を1つひとつ丁寧に検討していく必要があります。気持ちを表す表現等を長文中で印をつけておくと良いのかもしれません。例えば、nervous やhappy、surprised、upsetなどの気持ちが書かれている部分に印を書いておき、文章の流れと気持ちの2つを合わせて整理する必要があります。問2は理由がわかれば解きやすいと思います。This is because の表現をチェックした上で、設問を整理してください。最終段落の remaining in the hospitalの表現が言い換えられています。文脈を理解しながら、この内容はどの部分を意味しているのか考える癖をつけてください。問3は文章の概要を尋ねる問題です。日本の文化と自国の文化の違いがテーマとなっていて、問2と問3は似ています。問3は「初級の日本語クラスを受講している」ことが文章中から読み取れれば解ける問題です。

第4問 記事

生徒の読書週間について、書いた記事が題材となっています。記事やグラフから書き手の意図を把握する力が必要です。問1は2つの記事のどちらでも述べられていないことを記載するものです。どちらかが述べている内容の選択肢を削除することで自ずと選択肢が絞り込めます。問2は図書館員の、発言等を気にしつつ、approximately 60%などの数字等を丁寧に追っていき、かつグラフをチェックすることで選択肢を選ぶことができるでしょう。問3の最初の記事の第一段落などを気にすると良いと思います。この問題の正答は1つとは限らないため、消去法ではなく選択肢をそれぞれ吟味する力が必要です。問4はIn my opinionと書かれた文章をヒントに考えてみると良いと思います。問5は2つの記事はいずれもレポートに書いている記事であるという前提は念頭に入れておくべきです。その上で、選択肢を吟味すると良いでしょう。

第5問 雑誌記事 伝記

アメリカのジャーナリストの話についての物語です。彼の新聞は安価で、販売方法も工夫していました。そのため、いくつかの取り組みのおかげで彼の新聞は成功を収めたことが書かれています。伝記風の物語であるため長文中も時系列を意識して問題を解いていく必要があります。問1は、プレゼンテーション用のポスターを完成させる問題です。時系列に出来事を整理する必要があります。時に関する文章表現をヒントに表を完成させてください。問2は正答は一つとは限らないため、丁寧に選択肢を見ていく必要があります。なぜDayの新聞が成功したのか理由を述べている部分を注意して読み取っていってください。問3は第4パラグラフを中心に読んでみてください。文章に書かれていて矛盾する内容を根拠を持って選択肢から外していってください。問4はこちらも選択肢の吟味が必要です。

第6問A 記事

航空機のパイロット不足が顕著で女性のパイロットが必要とされています。女性のパイロットが少ない理由として、女性はパイロットに向いていないのだろうという1つの固定観念(見方)があるのではと文章中に書かれています。しかし安全操縦という問題について男女差で有意差はないのです。それらが総合的に書かれた記事となっています。前提の知識として、女性の社会進出についての知識があれば解きやすいと思います。問1に関しては第1パラグラフに着目してください。筆者がパイロットの状況を「大変な状況(危機)である」と考えている理由等を掴んでください。具体的な数字もあるため、これらをメモしながら長文を読み進めてください。問2は第3パラグラフに着目してください。男女のパイロットで差がほとんどないと考えられています。問3は第4パラグラフの最終部分について着目してください。問4は記事の要旨を掴ませる問題です。

 

第6問B 記事

オオカミの見えるのに最適なイエローストーンでは、狩り等によってオオカミをほとんどみることができなくなりました。オオカミを増やすプロジェクトをすることもするが、今後はオオカミの数を保っていくことが大事であるという文章でした。問1は、オオカミの数が減った結果、実際に20世紀初頭に何が起こったのか読み取る問題でした。A resulted in BはA(原因)の結果、B(結果)という結果になるという意味になります。

例:His plan resulted in failure.(彼の計画は失敗に終わった。)これらの熟語の意味を確実に覚えておきましょう。

問2はグラフに書かれた年号と各動物の数を掴んでいれば解ける問題です。数字を確実にメモしながら整理していきましょう。問3はイエローストーン国立公園の現状を示す選択肢を3つ選んでください。問4は記事のタイトルを選ぶ新傾向の問題です。

 

問題数がとにかく多いため、テンポよく問題を解いていく必要があります。

 

参考:平成30年度試行調査_問題、正解等 外国語〔英語(筆記[リーディング])〕

 

 センター試験2020年の英語(筆記)の試験分析

つづいて、センター試験2020年の英語の問題を解いていきます。今回は紙面の都合上、共通テストのリーディングで出題された問題と似ている問4〜問6の問題に厳選して説明していきます。

 

第4問 A

選手がパフォーマンスをみがくためにどのようなトレーニングや練習法をすればいいのか、練習法があるのか実際に実験をもとに書かれた説明文です。

問1では、第2パラグラフの最後で、2つのゾーンの境界線上にボールが着地した場合は高い方の得点が与えられたと書かれていました。そのため、点数をそれぞれたしていきます。

80 + 50 + 50 + 30 + 20 = 230

という計算式になります。

問2では、ランダムグループでは、同じ地点から連続して2回超える投擲は許されなかったとあります。そのため、3回以上の投擲はルール違反と書かれた選択肢が正答となります。問3では、第4パラグラフに着目してみてください。問4では、最終分に投擲行為をする他の種目、例えばボーリングやバスケットボールなどの投擲種目ではどうなるのか等も記載されています。そのため、次に議論される可能性が高いものとして、投擲運動の様々な種類が解答となります。

第4問 B

この問題はフリーマーケットの出店申請案内の問題でした。表等から計算させる問題等も出されています。設問でも1日につき〇〇ドル割引など、実際に問題を解く際にも計算する必要もあるため、数字をうまく拾いつつ、正確に訳す必要があります。問1は、出店費用を答えさせる問題です。料金表を用いて、狭い屋外スペースを両日借りるとあるので、土日ともに両日借りる場合は1日につき2ドルずつ割引をすると書いてあるため、料金計算は

8 + 10 - 2 - 2 = 14ドル

となります。

問2は、最初の案内文を注意深く見てください。「屋外スペースでは、運営員がテントはりをする」旨が記載されている。これらの内容を活かして、選択肢を吟味してほしいです。問3は、与えられた文章の情報を整理した上で選択肢を吟味したいです。火の利用が認められていない、ペットの持ち込みは屋外スペースに限られているなど条件を1つひとつ削っていけば選択肢を絞り込むことができると思います。問4は細かく書かれた内容にも突っ込んで出題されているので各選択肢があっているのか吟味する必要があります。例えば、留意事項の2つめに「開始と終了の時間に変更がある場合は、2日前にお知らせします」という文が書かれているので、この内容が読み取れていれば選択できると思います。

 

第5問

物語文です。作者が山の中で飼っている犬とはぐれてしまい、数週間後に探しに言ったところ、老人に会い、犬と再開できるという暖かい物語でした。話の内容や時系列を整理しながら問題を解いていく必要があります。問1では、第2段落の2文目に着目してください。… something were pulling me to go back to the mountain.がヒントになります。これを言い換えている選択肢を選択してください。問2は、設問分のhappened firstがヒントです。時系列を整理して選択肢を選んでください。問3は、第5パラグラフがヒントです。a police dogとa police officerという2つがあることがヒントです。問4が前後関係の流れを丁寧に追っていく必要があります。問5は登場人物の感情等を丁寧に追っていきたいです。

 

第6問

自動販売機の起源とその発展についての物語でした。本文の趣旨を問う問題や趣旨や各パラグラフの要旨を問う問題など例年通りの出題でした。問1は、第2段落最終文の内容をしっかり理解した上で、言い換えられた文章を選択しましょう。問2は第3段落の冒頭をしっかり内容や趣旨を掴みましょう。問3は第4段落前半の内容を掴みましょう。問4は第4段から見ていってみてください。問5は英語のタイトルを選ぶ問題です。タイトルを選ぶ問題ですが、部分的読解にとどまらず、全体把握が必要となります。最後の問題は表を完成させる問題です。各パラグラフの要旨を抽出してください。

 

以上がセンター試験の分析でした。概ね例年通りの出題だったようです。

 

大学入学共通テスト試行問題(リーディング)とセンター試験2020年の英語の違い

最後に共通テスト試行調査のリーディングとセンター試験2020年の違いについても最後に説明していきます。

文章を純粋に読み解きすすめていくだけでなく、読んだものをまとめ直す問題などがあります。時系列を整理しながら問題を解き、表に当てはめていく必要があります。またセンター試験と違う点として、共通テストのリーディングは問題文も英語です。この点も気にしておくと良いかもしれません。

 

共通テスト英語(リーディング)の対策方法

最後に、共通テストリーディングの対策を解説していきます。

 

①基礎知識の定着

英文を読むうえで、単語・熟語の知識量、文法や英文解釈の正しい理解は必須です。

単語であれば、市販の単語帳の1500語程度、熟語は800語程度は少なくとも記憶しておきたいところです。なお共通テストではポスターなどの情報提示系の問題が出題されます。こういった類のものはテーマによっては単語が推測しづらく、もともとの単語の知識、特に具体的な名詞をある程度覚えておく必要があります。「職業系」、「身体系」、「交通・旅行系」など、テーマごとでまとめて暗記をしましょう。『速読英単語 必修編(Z会出版)』では、各単元ごとにこういった単語が適宜まとめて掲載されているのでおすすめです。

また大問の文法問題がなくなっても、教科書レベルの文法の知識は必要です。特に接続詞や時制などの単元は、設問中の正誤に直接関わってきたりするので、読解につなげるための知識として理解を進めておきましょう。

 

②読解力を身につける

これまで紹介したように、共通テスト英語のリーディングでは「読解力」が非常に大事になってきます。知識の総合力を測る場では決してありません。文章のメカニズムを読み解くことが、高得点への一番の近道です。語彙力、文法・英文解釈の基礎が定着してきたら、この読解力を鍛えるトレーニングに入りましょう。具体的な参考書名を挙げると、『「論理」で読み解く 天倉の英文読解塾(大学受験Nシリーズ)』がおすすめです。必要最低限の単語力や文法知識でとりかかれる、「読解」に特化した数少ない参考書です。物事の因果関係、筆者の主張の展開、表現の言い換えなど、論理的に情報を読み取るための「英文の眺め方」を習得することができます。正しい読解スキルを学ぶことは、設問に正答するためにも、時間内に問題を読み進めるためにも必要なものとなってくるので、やみくもに問題演習にとりかかるのではなくまずはこういった読解に特化した参考書でノウハウを教えてもらいましょう。

なおその後の問題演習では、センター試験の過去問や、各予備校のセンター模試・マーク模試の長文問題を解くのもおすすめです。センター試験の長文問題は、読解力をひたすら問う設問がほとんどを占めます。論理的に読み解進めていけば多少知識が乏しくても正答できるものが大半なので、ぜひ演習を重ねてみてください。

 

③共通テスト本番を想定した演習

最後は共通テストの形式を模した問題で、演習を重ねましょう。河合塾、駿台、東進など、各予備校のオリジナル問題が既に発売されていますし、冬頃になれば共通テストの予想問題集が各予備校から発売されます。また自分の通っている予備校以外の共通テスト模試を受けるのも有効でしょう。

加えて、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した英語の試験、「TEAP」のリーディング問題と問題が似ているそうです。そのため共通テストの形式に慣れる手段として、TEAPでトレーニングするのもよいかもしれません。

 

参考:公益財団法人 日本英語検定協会 TEAP 問題構成・見本問題

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

英語も共通テストをきっかけに問題の出題傾向が変わります。具体的には英文を読む量がセンター試験に比べ増加します。これらに気をつけて英語の対策をしていきましょう。



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