「ドラゴン桜Ⅱ」で学べる共通テスト 国語の記述式のワンポイントアドバイス

こんにちはアクシブblog予備校です。

今回は、ドラゴン桜Ⅱをもとに、大学入学共通テストの減退文の記述問題を解くときのワンポイントアドバイスをお送りしていきます。

 

ドラゴン桜Ⅱでは、実際に共通テストや教育改革についてのテーマも盛り込まれています。マンガの中にも高校生や受験生にとって学べるエッセンスはあるかもしれないと感じました。

そこで今回は、ドラゴン桜で実際に紹介されていた国語の大学入学共通テストの記述式の問題のワンポイントアドバイスをご紹介します。

 

共通テストと現代文の記述問題導入

ではそもそも共通テストに現代文の記述問題は導入されたのでしょうか?

 

共通テストは、センター試験で問われていた知識を習得すること中心に判断するテストではなく、受験生が知識をどう生かし、活用するのか、表現するのかを判定するために導入されたという経緯があります。そのため、多様な文章(センター試験で主に出されていた、評論文や小説文にとどまらず、契約書や法律の文書など幅広い形態の文章)や図表から、複数の情報をあつめ、統合したうえで、文章を論理的にまとめあげる力はあるのか、それを他者が正確に理解できるような力があるのか共通テストの記述問題では問いたいようでした。

 

実際に共通テストに記述問題を導入することで、現代文だけにとどまらず幅広い科目で、単に知識を習得するだけでなくどう活用すべきか、どう文章で歩湧現すればいいのか、考えさせるような授業が高校で行われるようになり、高校の授業が全体的に変わるのではないか?という期待もあったようでした。また言語活動等の授業を通して、より多くの受験生が「主体的・対話的で深い学び」が得られ、それらが高校等を卒業し大学受験を突破し大学に入学した際に生きてくるのではないかと期待されていました。

 

これらの目的があり、大学入学共通テストでは、80字程度でまとめるものから120文字程度でまとめるものなどを含め3問程度出題する予定でした。

 

しかし、大学入学共通テストの記述問題は2020年度の大学入学共通テストでは導入されません。。

 

参考:新テスト(大学入学共通テスト)の実施等にに向けた当センターの取り組みについて

大学入学共通テスト実施方針策定に当たっての考え方

 

ドラゴン桜Ⅱで学べる共通テスト現代文の記述問題のワンポイントアドバイス

ここまで「なぜ共通テストでは現代文で記述問題が出題されるのか?」まとめました。

続いて、マンガ「ドラゴン桜Ⅱ」で紹介されている現代文の記述問題の対策法について簡単にまとめていきます。

 

マンガでは以下のことをポイントとして言われていました。

 

大学入学共通テストの現代文の記述問題で気を付けること

・資料は順番に読もうとするな

・キーワードを見つけろ

・あなたの意見は要らない

 

 

まずは「資料は順番に読もうとするな」というポイントについて解説していきます。

大学入学共通テストの現代文では、与えられる各大問で、複数の文章や資料が与えられながら問題文が与えられます。共通テストの狙いとして「複数の文章や資料の情報から必要な情報を抽出して抽象化する力」が求められています。そのため、資料を懇切丁寧に読むのではなく、情報をピックアップして読み進めていく必要があったのです。

文章の読み方のコツとして、

  1. 問題文(設問)を読み、そのあとに課題文を読み始める。
  2. 課題文を読みながら、重要そうな部分に線を引きながら読む。
  3. 問題文(設問)に戻って何を問われているかもう1度確認する。

その上で、設問で尋ねられている部分い関連する、資料を検討をつけてポイントを探しながら読む。

このようなコツがありました。

 

続いて、「キーワードを見つけろ」というポイントについて解説していきます。

文章において、各テーマで「キーワード」となる言葉や「キーフレーズ」となる言葉は文章中にいくつか書かれています。例えば、課題文の空欄部分や、空欄部分の前後、傍線部の前後や資料の関連部分に隠されています。どれが「キーワード」なのか「キーフレーズ」なのか見つけていきましょう。

 

なお、記述問題を採点される際、「文章にキーワードがどれだけ正確に盛り込まれているのか」が重要な指標になります。実際に共通テストの試行調査で出されていた記述問題等でも、採点基準があらかじめ決められていましたが、その一つの項目に、「○○という文が入っているか?」なども採点基準にありました。そのため、設問に対して文章中ではどのような見解だったかも見抜いたうえで、文章を構成し作成する必要があります。

共通テストの現代文の記述問題では、「文章を作成し、忠実に答えるために資料の中から見つけてキーワードを構成して文章化する力」があるかどうかも問われていました。

 

最後に「あなたの意見は要らない」というポイントです。こちらはすでに共通テストの現代文の記述問題について触れた際にも触れました。共通テストの試行調査では、情報を抽出し統合し、わかりやすく人に伝える力などを見ています。そのため、あなたの意見を求められているというよりは、文章を読み、要点を理解し、キーワードを抽出したうえで文章にまとめあげていく作業が必要でした。

 

なお、記述式を精査することは新テスト対策にに有効で東大2次試験などの国語の記述問題などにも共通点が多いといわれていました。

 

ドラゴン桜Ⅱから学ぶ記述対策にむけて今からできること

最後にドラゴン桜Ⅱから学べる記述問題の対策法を伝えていきます。

 

①読解力が必要

資料をよむスピードが早いことで、問題処理の時間に比例する可能性があるといわれ知恵ます。早い人は早いほど有利となるため、試験に出そうな法律書や契約書や日常生活に関わる文章等を読んでおく必要があります。新聞なども読んでおくといいかもしれません。

 

②設問にあった記述の訓練も必要

「1文目は○○という書き出しで…」

「具体的な理由を2個あげて…」のように、条件が設定されている可能性が高いです。

条件を守れていない答案は原点の対象となるため、条件を見落とすことなく、答案を作成するコツを検討しておきましょう。

参考: #ドラゴン桜2 87限目「考えはいらない」

 

まとめ

いかがだったでしょうか?2020年度は国語の記述問題は出題されませんが、今後はどのような形で導入されるかわからないことや、共通テストの記述問題導入という案が出てきたことをきっかけに、国公立大学の2次試験や私立大学で記述問題が出題される可能性もあります。そのため、万全な対策をしていきましょう。

 



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