私立大学って募集人数より多くとるって本当?

こんにちは。アクシブblog予備校です。今回は皆さんの疑問に答えていくコーナーです。今回のテーマは「私立大学って募集定員より多くとるの?」という疑問にお答えします。

私立大学を受験する受験生、私立大学を第一志望にしている受験生も多くいると思います。しかし近年私立大学に合格できない…。昔より難しくなったとの声も聞こえてきます。実際のところ、私立大学の難易度も年々上がっていると聞きます。

今回は「私立大学の【定員厳格化】」についても触れながら、実際に私立大学では募集人数を多くとっているのか?についてや今後私立大学を受ける人がどのように志望校対策をしていけばいいのか?について解説していきます。

 

私立大学は募集定員より多くとるの?|私立大学の定員厳格化について

 

では早速私立大学の募集定員厳格化について触れながら、私立大学は募集定員より多くとるのか解説していきます。

結論から言いますと、私立大学が募集定員より多くとることは一昔前に比べると減ってきていると思います。私立定員厳格化とは文部科学省が2016年度から始めた政策です、この政策がはじまったきっかけとして、大都市圏の大規模私立大学に学生が集中している状況を改善するためという意図もありました。

 

①私立大学定員厳格化って何?

文部科学省が2016年よりはじめた政策です。文部科学書は、平成27年に「平成 31 年度から、入学定員充足率が 1.0 倍を超える入学者がいる場合、超過入学者数に応じた学生経費相当額を減額する措置を導入」すると発表しました。この内容を平たく説明すると、「私立大学に募集定員よりも多く入学者を確保し入学させた場合、私立大学に対して国から出している補助金を減額しますよ」という内容です。具体的な数字を用いて説明すると、例えば定員8,000人以上の超大型大学の場合で入学定員率が110%以上になると、大学は補助金を受け取ることができず大学経営に悪影響が出てしまいます。特定の地域(東京圏・関西圏・愛知県周辺)の大学に対して行われている施策で、私立大学定員厳格化を行うことで地方の大学ではなく大都市圏に受験生が流入してしまうことを防ぐためにもこちらの政策がなされたとも言われています。

私立大学定員厳格化については以下のようにまとめられています。

○ 大学における在籍学生数については、大学設置基準の規定を踏まえ、学生定員に対する在籍学生数の割合(「定員充足率」)を1.0とすることが原則として求められる。
○ また、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(平成26年12月27日 閣議決定)においては、「大都市圏、なかんずく東京圏への学生集中の現状に鑑み、 大都市圏、なかんずく東京圏の大学等における入学定員超過の適正化について資源配分の在り方を検討し、成案を得る」とされている。

○ このため、主として大・中規模の大学を中心に入学定員超過を抑制するため、 入学定員充足率が一定の基準を超えた場合に私学助成を全額不交付とする基準を28~30年度にかけて段階的に厳格化する措置を実施した。

加えて、上記措置導入時(27年度)に予定されていた31年度以降の対応
①入学定員充足率が100%を超える場合に超過入学者数に応じて減額(ペナルティ措置)
②入学定員充足率が95~100%の場合に増額(インセンティブ措置)

参考:平成31年度以降の定員管理に係る私立大学等経常費補助金の取扱について(通知)

入学定員が100%を超え、110%になると国からの補助金が減額され(ペナルティを課される)、入学定員がほぼピッタリの状態で入学者が入学すれば国からの補助金が増える仕組みだそうです。これまで、私立大学は他の併願校に流れてしまう受験生も見越してやや多めに合格者を出していました。定員よりも多く受験生を確保することで、たとえ難関私立大学や国公立大学の合格発表後に受験生がほかの大学に流れても、一定の受験生を確保し、入学させたいという意図がありましたが、入学辞退者が辞退せずそのまま入学してしまうケースも近年多くみられるそうです。そのため、合格者数をむやみに多くすることができない状況でもあります。

私立大学定員厳格化の影響で、募集定員とほぼ同じ程度しか合格者を出さない大学もあり、中には「模試でA判定が出ていたが、合格できなかった」という受験生も多いようです。

例えば明治大学の商学部を例にとってみます。

まずは2016年の明治大学の入試データです。明治大学の商学部の募集定員は450人です。それに対して、志願者は7700人でした。合格者数は1,351人でした。実質倍率は5.1です。

続いて2017年の明治大学の入試データです。明治大学の商学部の募集定員は450人です。それに対して、志願者は8453人でした。合格者数は1121人でした。実質倍率は6.7です。

最後に2018年の明治大学の入試データです。明治大学の商学部の募集定員は500人です。それに対して、志願者は8,830人でした。合格者数は1,150人でした。実質倍率は6.8です。

参考:明治大学 入試データ2016

参考:明治大学 入試データ2017

参考:明治大学 入試データ2018

このように2017年度から倍率が上昇しています。このため、一概に「入るのが難しくなった」というのは早計ですが、実際に倍率は上がったようでした。そのため、今まで合格ギリギリで奇跡の合格を果たしていた合格者の中でも合格者最低ラインの受験生が不合格になってしまうケースも出てきています。

 

②私立大学定員厳格化でA判定でも落ちている受験生もいるの?

私立大学定員厳格化とは関係ない話になるかもしれないが、A判定でも受験で落ちてしまう人もいます。また、模試でたとえ結果が良くても、特定の大学の問題の相性が悪く、結果が振るわない受験生もいるようです。また定員厳格化により、今まで募集定員よりも多く取っていた受験生も落とされているのです。

 

今までに比べ、特定の大学での受験での競争率が上がっているのかもしれません。

 

私立大学で募集定員より多く受験生を取らない「今」必要な対策って??

ここまで私立大学募集定員厳格化について簡単に説明しながら、特定の難関私立大学等で入試倍率等が上がり、入学が難しくなっている話をしました。

「俺が入る年も入試難しいのかな?」と悩む受験生必見、必要な対策についても記載していきます。

 

①早めに志望校の傾向を知るため過去問を見ておく

各大学によって、出題傾向はまちまちです。出題傾向だけでなく、大学によっては国語の出題で、古文・漢文が出題されない学部があったり、英語でリスニングが必要な学部があったりと各大学・各学部によって傾向はまちまちです。自分が行きたい大学(大学候補でもよいです。)が決まっているのならば、少しでも早く志望校の過去問を見ておき、自分は受験にむけてどんな勉強をすればよいかも確認しておきましょう。

 

②併願校候補をあらかじめ調べておく

私立大学定員厳格化の影響はこれからも続く可能性があり、自分にとって本来すべり止めだったすべり止めの学校も不合格となってしまう可能性があります。そのため、どうしても現役合格したい、今年合格したい受験生は併願校を今一度考えてみるとよいでしょう。併願校候補をピックアップしたうえで過去問等を見ながら、どの大学ならば受かるかどうか吟味したうえで大学を受験するとよいと思います。一人で考えるのは難しいという方は、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社でも受験に向けた志望校のアドバイスができればと思っています。

 

③着実に勉強はしておく

勉強はしておくに越したことはありません。募集定員より多くとらず、定員ぴったりの人数しか合格者をださない、そうはいかないまでも一定ラインの学力がなければ落とす大学もあるので、勉強量をしっかりとり確実に学力をつけておきましょう。

 

 

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。私立大学定員厳格化の影響により、募集定員より多く合格者を出さない可能性があります。そのため、しっかりとした受験戦略や受験勉強をする必要があります。受験勉強に向けて志望校に向けてどうしていいかわからない人もいるかもしれません。何か大学受験や受験の勉強法でお困りのことがあればぜひ弊社にご連絡ください。無料にて相談に乗っております。



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