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【大学受験生必見】大学受験生の合理的配慮と大学入試での配慮項目


こんにちは。アクシブアカデミーです。今回は大学受験生の合理的配慮についてご紹介します。

大学受験生である私から、大学受験における合理的配慮とはどんなことなのか?どのように申請すればいいのかについてご紹介します。

人生の一大イベントの1つである受験という大きな出来事。しかし受験生によっては人それぞれ「困り感」などを抱えている人もいるかもしれません。

「自分は、発達障害があって…。感覚過敏と言って、マスクが皮膚に当たるとしんどくて…」

「自分には聴覚障害があって…。問題配布の際に試験官が何か話しているけれど、全然聞こえなくて困るんだ」

このようなお悩みを抱えている人が少しでも安心して大学入試が受けられる方法についてお伝えします。

 

【合理的配慮】とは?障害について、公平と平等について

では早速合理的配慮について解説していきます。

合理的配慮とは、障害者の権利の条約によって以下のように定義されています。

、「合理的配慮」とは、「障害者が他の者と平等にすべての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と定義されている。

参考:資料3:合理的配慮について

合理的配慮として以下のような配慮例が実際の学校現場などではあります。

【合理的配慮に当たり得る配慮の具体例】
○聴覚過敏の児童生徒等のために教室の机・椅子の脚に緩衝材を付けて雑音を軽減する、視覚情報の処理が苦手な児童生徒等のために黒板周りの掲示物等の情報量を減らすなど、個別の事案ごとに特性に応じて教室環境を変更すること
○子供である障害者又は知的障害、発達障害、言語障害等により言葉だけを聞いて理解することや意思疎通が困難な障害者に対し、絵や写真カード、コミュニケーションボード、タブレット端末等のICT機器の活用、視覚的に伝えるための情報の文字化、質問内容を「はい」又は「いいえ」で端的に答えられるようにすることなどにより意思を確認したり、本人の自己選択・自己決定を支援したりすること
○読み・書き等に困難のある児童生徒等のために、授業や試験でのタブレット端末等のICT機器使用を許可したり、筆記に代えて口頭試問による学習評価を行ったりすること
○入学試験や検定試験において、本人・保護者の希望、障害の状況等を踏まえ、別室での受験、試験時間の延長、点字や拡大文字、音声読み上げ機能の使用等を許可すること

参考:8.合理的配慮の提供

その反面で、発達障害などをもつ方から合理的配慮について聞いてみると、「ずるをしているとみられているようで気が進まない」、「障がいの診断を受けないと行けなかったり、医療機関で様々な質問をされて嫌な思いをする人が嫌だ」と答え、合理的配慮を受けたがらない方もいます。

その反面、障害を抱えてきた人は、自分の障がい特性によって、「学びづらさ」、「力の発揮のしづらさ」を抱えている人もいます。そのため、目では私たちは分からない可能性もありますが、だれよりも頑張っている可能性があります。

合理的配慮の文脈で、「公平」と「平等」についてについても触れておきます。

以下の図をご覧ください。

この図を見て、公平と平等について解説していきます。

公平とは、全員が同じ分だけケアをされることを公平と今回は定義します。左図では同じ木の箱を一人の子どもに一つずつもらっています。その結果、青い色をした子どもしかしっかり見ることはできず、黄色い子に関しては、野球の様子を全く見ることが出来ません。

平等とは、全員が同じように扱われることです。左図ではもらう箱の数は違いますが、全員が野球の試合を見ることが出来ます。

これが公平と平等について示した図です。

もし、この生徒たちに対して「野球の試合をみて感想を書いてください」と伝えられた場合、左の図であれば、感想文は黄色の子どもは書くことが出来ません。なぜなら野球の試合が見られていないからです。立っている場所、自分の身長など自分の能力とは全く関係のない理由のせいで、試合を見ることが出来ず文章を書くことが出来ないのです。

これと同じような事例が障害者(障害児)に対するテストや大学入試における合理的配慮がない場合に似たような状況になる可能性があるのです。

例えば、「音に過敏であるため、周りでざわざわすると考えることが出来なくなってしまいます。別室で受けなければ私は考えることが出来ません」

試験は公平さを重要視します。特に公平さが重要視される大学入学試験や資格試験ではどのように合理的配慮が行われるかどうかについては議論が分かれていますが、米国などでは日本よりもはやく合理的配慮が行われているという研究報告もあり、合理的配慮を受けながら障害を抱えた方が、障害によって受験が不利にならないように配慮が行われているようです。

そのため、障害をお持ちでかつ、困っている人に対しては適切な環境設定や合理的配慮が必要となる可能性が高いのです。

 

いかがでしたか?続いて合理的配慮について各障害種について伝えながらもどのような支援や合理的配慮が受けられるかについて解説していきます。

もしかしたら、イメージが湧きづらい方もいるかもしれませんが、実際に合理的配慮を行っている福祉施設もあるようです。以下のブログで簡単にご紹介されていたのでよければご覧ください。

参考:集中タイムと合理的配慮|子ども一人ひとりに合わせた支援を行っています。

 

障害種別ごとに受けられる可能性がある合理的配慮について

 

続いて各障害をお持ちの方への配慮事項として考えられるものを記載していきます。

①視覚障害

点字による教育を受けている人に対して、「点字による回答ができる」、「別室受験が出来る」、「試験時間を1.3倍に変更できる」可能性があります。それ以外にも拡大鏡の使用が認められたり、窓側の光の当たりやすい場所で解答できるように配慮するなどの配慮が考えられます。

参考:視覚障害をお持ちの方に対する合理的配慮

 

②聴覚障害

手話通訳士を介しての言葉の伝達が可能となったり、人工内耳や補聴器をつけた状態で試験を受けることが出来ます。

参考:聴覚障害をお持ちの方への合理的配慮

 

③肢体不自由

体幹の機能障害により、座位を保つことが出来ない障害児や障害者に対して、試験時間を1.3倍にしたり、特製いすや机を配置したり、車いすで受験できるように配慮するケースなどがあるそうです。また試験会場に入った際も、上下移動が少なくなるようにエレベーターの近くの会場で受験できるように配慮したり、1階で受験できるように支援しているそうです。

参考:肢体不自由をお持ちの方への合理的配慮

 

④病弱

慢性の呼吸器疾患、心臓疾患などの医療または生活奇声を必要とするものが診断をもらい、書類を提出すれば1階またはエレベーターが利用可能な試験室で受験したり、試験場まで乗用車での入稿を許可するケースもあるそうです。

参考:病弱をお持ちの方への合理的配慮

 

⑤発達障害

発達障害の診断をうけ、医師から診断書をもらい、合理的配慮の申請書類を提出すると、試験時間の延長(1.3倍)となる可能性や、拡大文字問題冊子や注意事項を文書にして渡してもらえたり、別室で受験できる可能性があります。

参考:発達障害をお持ちの方への合理的配慮

 

いかがでしたか?このように合理的配慮が行われる可能性があります。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は大学入試で実際に行われている合理的配慮についてご紹介しました。実際に合理的配慮を申請する場合は半年以上時間がかかったうえで合理的配慮が大学側や大学入試センター側から認められる可能性があるので、もし大学受験において合理的配慮が受けたい方は早め早めに動きましょう。

 

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